「最後の調整が始まる」ディスカバリー・スポーツが静かに消える、後継はまさかの“あの名前”か?

ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ
年式変更によるトリム再編成
最低限のライフサイクル延命策

引用:ランドローバー
引用:ランドローバー

長年にわたり支持されてきたランドローバーのミドルサイズSUV「ディスカバリー スポーツ」が、新たな節目を迎えた。2014年のデビュー以来、小規模なアップデートを繰り返してきた同モデルだが、今回はトリム体系の再編と一部仕様変更を実施し、商品寿命の延長を図っている。ただし、業界関係者の間では、この更新は後継モデルとされる「ディフェンダー スポーツ」の投入までの暫定的な措置に過ぎないという見方もある。

すでに海外市場では新型ディフェンダー スポーツのプロトタイプが頻繁に目撃されており、専門家らはディスカバリー スポーツがランドローバーのラインアップから近い将来姿を消す可能性が高いと予測する。こうした状況を受け、ランドローバーは2026年モデルのディスカバリー スポーツでトリム体系の再編を行い、最後の調整段階に入ったとみられる。

引用:ランドローバー
引用:ランドローバー

トリム刷新と
追加を同時に実施

今回のトリム再編における最大の変化はエントリーグレードの「S」トリムが廃止され、新たに「ダイナミックS」が導入された点だ。さらに、従来の「ダイナミックSE」と「HSE」トリムも廃止され、これらに代わる形で「ランドマーク」と「メトロポリタン」の新トリムが設定された。新しいトリムは従来よりも明確なキャラクターを備えており、魅力的な仕様となった。

新設された「ダイナミックS」トリムは、グロスブラック仕上げのエクステリアパッケージと新デザインのホイールを採用し、スポーティな雰囲気を際立たせている。「ランドマーク」トリムはその名が示す通り、アウトドア志向を強調した仕様で、ドアスカッフやウェルカムライトには山脈をモチーフにしたロゴを採用。さらにパノラマルーフにより開放感を高め、オフロード走行に役立つ3Dサラウンドカメラも標準装備されている。

最上級となる「メトロポリタン」トリムは、都会的なラグジュアリー感を追求したモデルだ。シルバーのフロントグリル、14方向調整式の温熱・換気シート、650W出力の14スピーカー「メリディアン」オーディオシステム、20インチアロイホイールなど、上級装備が多数搭載されている。さらに全トリムを対象に、「ビーチ」「ロードトリップ」「スノーデイ」といったテーマ別アクセサリーパックが用意され、消費者のニーズに応える多彩な選択肢が提供される。

引用:ランドローバー
引用:ランドローバー

後継モデルは
「ディフェンダースポーツ」か

今回のディスカバリー スポーツのトリム刷新について、業界専門家らは次世代モデルである「ディフェンダー スポーツ」への移行準備と解釈している。実際、海外では新型ディフェンダー スポーツとみられるSUVのプロトタイプがすでに確認されているが、ランドローバーは公式に後継モデルについての明言を避けている。

仮に後継モデルがディフェンダーの名前を冠する場合、消費者への訴求力も向上することが予想される。ディフェンダー特有の力強いデザインや知名度の高さが結びつくことで、商品性を大幅に高めることができるからだ。結果として、今回のディスカバリー スポーツの改良は、次世代モデルの登場を控えた一時的な延命措置と見なされている。

なお、パワートレインに大きな変更はなく、全トリムに電子制御式四輪駆動(AWD)が標準装備される。欧州市場ではディーゼルとプラグインハイブリッド(PHEV)が引き続き提供されるが、米国市場ではこうした環境対応型パワートレインが未導入のため、一部では物足りなさを指摘する声も出ている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0397-35171188-thumb
「EV乗ったら戻れない」96%が再購入意向、充電・性能の進化が忠誠心を固めた
CP-2025-0299-35071687-thumb
「充電じゃない、交換だ」広州汽車が仕掛けるEV常識破りの5分革命
CP-2025-0299-35022650-thumb
「航続1,700km、充電不要に近い」吉利の次世代ハイブリッドが示す電動化の"新解釈"
CP-2025-0299-35016309-thumb
「変身するEVトラックが来た」ベゾスが290万円を解禁、Slate AutoがトラックとSUVの境界を消した
CP-2024-0164-35039838-thumb
「電動ビートル、現実味は薄いが熱狂は止まらない」MEBプラットフォームが示す"復活の条件"
CP-2023-0022-35077057-thumb
「日本上陸は時間の問題?」BYD ATTO3 EVO、海外専用フェイスリフトで後輪駆動化
CP-2023-0397-35030634-thumb
「世界初、ナトリウムイオンEV始動」CATLと長安汽車が2026年に動かす"電池革命"
CP-2024-0164-35039847-thumb
「テスラ復活の狼煙か」ロードスター商標出願が示す逆転への意志、しかし足元は三重の危機
  • アクセスランキング

    「EV乗ったら戻れない」96%が再購入意向、充電・性能の進化が忠誠心を固めた
    「充電じゃない、交換だ」広州汽車が仕掛けるEV常識破りの5分革命
    「航続1,700km、充電不要に近い」吉利の次世代ハイブリッドが示す電動化の"新解釈"
    「変身するEVトラックが来た」ベゾスが290万円を解禁、Slate AutoがトラックとSUVの境界を消した
    「電動ビートル、現実味は薄いが熱狂は止まらない」MEBプラットフォームが示す"復活の条件"
    「日本上陸は時間の問題?」BYD ATTO3 EVO、海外専用フェイスリフトで後輪駆動化
    「世界初、ナトリウムイオンEV始動」CATLと長安汽車が2026年に動かす"電池革命"
    「テスラ復活の狼煙か」ロードスター商標出願が示す逆転への意志、しかし足元は三重の危機
    「iPhoneを作った手が、フェラーリ初のEVに触れた」ルーチェのコックピットが変えた常識
    「タイヤは見た目で判断するな?」6年点検で分岐する安全ライン、主要メーカーが示す交換の常識

    最新ニュース

    CP-2023-0397-35171188-thumb
    「EV乗ったら戻れない」96%が再購入意向、充電・性能の進化が忠誠心を固めた
    CP-2025-0299-35071687-thumb
    「充電じゃない、交換だ」広州汽車が仕掛けるEV常識破りの5分革命
    CP-2025-0299-35022650-thumb
    「航続1,700km、充電不要に近い」吉利の次世代ハイブリッドが示す電動化の"新解釈"
    CP-2025-0299-35016309-thumb
    「変身するEVトラックが来た」ベゾスが290万円を解禁、Slate AutoがトラックとSUVの境界を消した
    CP-2024-0164-35039838-thumb
    「電動ビートル、現実味は薄いが熱狂は止まらない」MEBプラットフォームが示す"復活の条件"
    CP-2023-0022-35077057-thumb
    「日本上陸は時間の問題?」BYD ATTO3 EVO、海外専用フェイスリフトで後輪駆動化

    主要ニュース

    CP-2023-0059-35026671-thumb
    「iPhoneを作った手が、フェラーリ初のEVに触れた」ルーチェのコックピットが変えた常識
    CP-2024-0164-34830760-thumb
    「タイヤは見た目で判断するな?」6年点検で分岐する安全ライン、主要メーカーが示す交換の常識
    CP-2024-0164-35069772-thumb
    「米市場の壁を崩せるか」BYD提訴、高率関税が産業戦略の核心に
    CP-2025-0299-35013476-thumb
    「道路の芸術作品が消える」LC500生産終了、レクサスが"最後のV8"に幕を引く
    CP-2023-0059-35151546-thumb
    「中国が軽自動車市場を狙い始めた」BYDラッコ、価格と装備でに日本を揺さぶる
    CP-2025-0055-34839727-thumb
    「シートベルト警告灯が消えない」着座センサー・バックル不良、配線異常の切り分け方