デジタルコックピット&レベル2自動運転!ホンダ新型アメイズが大幅進化…94万円からの「本気」コンパクトセダンがインドで発表

ホンダの新型アメイズ

94万円という破格の決断

大きな変化の裏にある課題

引用:YouTubeチャンネル「OVERDRIVE」

ホンダはインド市場向けの3代目アメイズを発表した。スズキ・ディザイア、ヒュンダイ・オーラ、タタ・ティゴールと競合するこのモデルは、従来のプラットフォームを継承しながら、外観と内装を大幅に刷新している。

しかし、高い期待を集めていたティーザースケッチは、逆に落胆を誘う結果となった。斬新で独創的なデザインを期待していた消費者たちは、実際の製品が平凡な進化にとどまったと受け止めている。特にコンパクトセダン特有のプロポーション問題や15インチホイールなどの物足りない要素は依然として残されている。

引用:VGRides
引用:ホンダ

洗練度を増した外観デザイン

ティーザーほどのインパクトは見られず

ホンダはアメイズにより洗練されたLEDヘッドライト、存在感のあるフロントグリル、そしてホンダ・シティを思わせるスモーク処理されたテールライトを採用した。これらのデザイン変更は、先代モデルと比べて明らかな進化を示している。

しかし、車両全体のプロポーションとデザインの完成度は、消費者の期待に十分に応えられていない。ティーザーで示された「個性的な」印象は薄れており、競合モデルとの差別化も弱い印象だ。

引用:ホンダ
引用:BW BusinessWorld

内装はエレベートから

デザインの要素を継承

ダッシュボードはホンダ・エレベートの要素を多く取り入れ、現代的でシンプルなスタイルに生まれ変わった。ステアリングホイール、デジタルメーター、エアコン吹き出し口などはエレベートと共通だが、8インチのインフォテインメントディスプレイを採用することで独自性を出している。

416リットルのトランク容量は先代モデルよりわずかに縮小したが、スズキ・ディザイアを上回る空間を確保している。内装はコンパクトセダンとしては十分な水準で、全体的に実用性を重視した構成となっている。

引用:ACKO Drive
引用:YouTubeチャンネル「Acko Drive」

安全性と性能を強化 

価格競争力も確保

ホンダは安全性の面で大きな進歩を遂げた。6つの標準エアバッグとホンダセンシング ADAS技術を採用し、レベル2の自動運転機能を搭載している。この技術は特に最上級グレードのZXグレードでのみ利用可能だが、競合モデルに対して大きな優位性となる見込みだ。パワートレインは1.2リッターi-VTECエンジンの単一オプションで構成。最高出力は89馬力を発揮し、改良された5速MTとCVTから選択できる。ただし、競合モデルで提供されているCNG仕様が欠如している点は惜しまれる。

ホンダ・アメイズの価格は約94万円からスタートし、最上級ZXグレードは約129万円に設定されている。初回出荷は2025年1月の予定で、ホンダはインドのコンパクトセダン市場でさらなるシェア拡大を目指している。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-28983857-thumb
「かわいいのにしっかり走る」…“フィアット流のハイブリッド”が欧州で話題沸騰、日本導入を待ち望む声も
CP-2023-0065-28868949-thumb
「これはアートか、マシンか」世界に130台だけの“ユートピア・ロードスター”がV12×7MTで魅せた究極の造形美
CP-2023-0065-28867941-thumb
「レクサスGSが帰ってくるとしたら…?」V8×FR×クアッドマフラーで描かれた“理想のスポーツセダン像”に注目が集まる
CP-2023-0065-28980250-thumb
「BMWがまたやった」…“世界に70台だけ”のコンセプトモデルが美しさと狂気の境界線に到達
CP-2023-0065-28985432-thumb
「ZでもGT-Rでもない!」180SXのDNAを継ぐ“日産の幻クーペ”が今、世界の注目を集めている
CP-2023-0065-28980220-thumb
「レクサスよりデカくてランクルにケンカ売った?」…“18年ぶりに帰ってきた日産フラッグシップSUV”の正体がヤバすぎた
CP-2023-0065-28985177-thumb
「これがミアタ?」ターボ×6MT×リフトアップで“ジープ越えの悪路マシン”に化けた伝説の1台
CP-2023-0065-28817245-thumb
23年の時を経て帰ってきた…「世界一尖ったマーチ」が日産の“レース魂”ごと叩きつけてきた
  • アクセスランキング

    「かわいいのにしっかり走る」…“フィアット流のハイブリッド”が欧州で話題沸騰、日本導入を待ち望む声も
    「これはアートか、マシンか」世界に130台だけの“ユートピア・ロードスター”がV12×7MTで魅せた究極の造形美
    「レクサスGSが帰ってくるとしたら…?」V8×FR×クアッドマフラーで描かれた“理想のスポーツセダン像”に注目が集まる
    「BMWがまたやった」…“世界に70台だけ”のコンセプトモデルが美しさと狂気の境界線に到達
    「ZでもGT-Rでもない!」180SXのDNAを継ぐ“日産の幻クーペ”が今、世界の注目を集めている
    「レクサスよりデカくてランクルにケンカ売った?」…“18年ぶりに帰ってきた日産フラッグシップSUV”の正体がヤバすぎた
    「これがミアタ?」ターボ×6MT×リフトアップで“ジープ越えの悪路マシン”に化けた伝説の1台
    23年の時を経て帰ってきた…「世界一尖ったマーチ」が日産の“レース魂”ごと叩きつけてきた
    「これAMGじゃないってマジ?」“あの伝説の名車”を限界までブッ壊して再構築した狂気のハイパーカーが誕生
    「これが未来の車…だったのか?」今見ても衝撃しかない“迷走の極み”4選…その異形が語るブランドの黒歴史

    最新ニュース

    CP-2023-0065-28983857-thumb
    「かわいいのにしっかり走る」…“フィアット流のハイブリッド”が欧州で話題沸騰、日本導入を待ち望む声も
    CP-2023-0065-28868949-thumb
    「これはアートか、マシンか」世界に130台だけの“ユートピア・ロードスター”がV12×7MTで魅せた究極の造形美
    CP-2023-0065-28867941-thumb
    「レクサスGSが帰ってくるとしたら…?」V8×FR×クアッドマフラーで描かれた“理想のスポーツセダン像”に注目が集まる
    CP-2023-0065-28980250-thumb
    「BMWがまたやった」…“世界に70台だけ”のコンセプトモデルが美しさと狂気の境界線に到達
    CP-2023-0065-28985432-thumb
    「ZでもGT-Rでもない!」180SXのDNAを継ぐ“日産の幻クーペ”が今、世界の注目を集めている
    CP-2023-0065-28980220-thumb
    「レクサスよりデカくてランクルにケンカ売った?」…“18年ぶりに帰ってきた日産フラッグシップSUV”の正体がヤバすぎた

    主要ニュース

    CP-2023-0065-28987010-thumb
    「これAMGじゃないってマジ?」“あの伝説の名車”を限界までブッ壊して再構築した狂気のハイパーカーが誕生
    CP-2023-0065-29026236-thumb
    「これが未来の車…だったのか?」今見ても衝撃しかない“迷走の極み”4選…その異形が語るブランドの黒歴史
    CP-2023-0065-28982458-thumb
    トヨタがついに「矢印を地面に投影するウインカー」を市販化!初採用はカローラクロス
    CP-2023-0065-29027323-thumb
    「ラグジュアリーの暴走」M4ベースなのにM4じゃない…ザガートと創業家が組んだ禁断の新車
    CP-2023-0065-29020433-thumb
    「ただのフィットと思ったら大間違い!」…ホンダが詰め込んだ“高級装備の限界”が常識を覆すレベルだった
    CP-2023-0065-28983858-thumb
    トヨタ「クラウン」70周年で限定モデル発売…水素仕様は910万円!専用店舗でのみ販売