「808万円」全身に漂うアメマッスルテイスト!ホンダ・シビックがミツオカで大変身、限定100台の「M55」はMT仕様のみ

正体不明の異色の新車登場

ホンダ・シビックをベースに製作

価格に驚きの声が相次ぐ

引用:YouTubeチャンネル「Oto Cinematic」

1972年の発売以来、今年で52年目を迎えるホンダ・シビック。長い歴史を持つだけに、豊富なアフターパーツが揃っており、カスタマイズのしやすい車として定評がある。そんな中、名門コーチビルダーの「ミツオカ」がシビックをベースに異色の新車を発表し、注目を集めている。昨年11月、「M55コンセプト」という名前で登場したこの車両は、創業55周年を記念して作られたコンセプトカーだった。

公開当時は量産の予定がなかったものの、21日から量産モデルの販売が開始され話題を呼んでいる。従来のミツオカ車と同様、他社の量産車をベースに改造する方式で製作されている。外観は全く異なる車種のように見えるが、内装はほぼ原型をとどめている。価格はベースとなるシビックの2倍以上に設定されているという。

引用:Facebook「Mitsuoka」
引用:ミツオカ

ミツオカM55ゼロエディション

1970年代の雰囲気を色濃く残す

量産モデルは「M55ゼロエディション」と名付けられた。シビックの面影をほとんど残さない外観が特徴で、1970年代を彷彿とさせるクラシカルな雰囲気が漂う。フロントデザインは、アメリカの代表的なマッスルカーの一つ、ダッジ・チャレンジャーを思わせる。車体寸法は全長4,735mm、全幅1,805mm、全高1,415mmと、現行シビックよりもやや大きめに仕上げられている。

シビック・ハッチバックをベースとしているため、サイドビューは完全なファストバックスタイルを採用。DLOライン、ドア形状、リアクォーターパネルの一部にシビックの名残が見られるものの、バンパー、テールランプ、テールゲートはミツオカ独自のデザインとなっている。白いミシュランロゴ入りのタイヤと専用アルミホイールがスポーティな印象を与え、リアウィンドウには当時流行したルーバーが装着されている。

引用:ミツオカ
引用:ミツオカ

 内装はほぼシビックのまま

マニュアル車のみの生産へ

内装の変更は必要最小限にとどめられている。ホンダのレイアウトがそのまま踏襲され、ステアリングホイールもホーンカバーのミツオカエンブレム以外は同一である。注目すべきは変速機で、クラッチペダルと手動変速レバーが採用されている。実際、M55ゼロエディションは6速マニュアルトランスミッション単一仕様で生産される。ただし、ミツオカは将来的にe:HEV(ハイブリッド)仕様の追加も検討中とのことだ。

シートは内装の中で最も大きな変更点といえる。独特の色合いを持つ専用レザーシートが採用され、ヘッドレストのステッチや背もたれ・座面のパンチング加工部分が高級感と味わい深さを演出している。また、M55ゼロエディションの販売方法と価格設定も消費者の関心を集めている。

引用:ミツオカ
引用:ミツオカ

 100台限定で販売へ

価格は808万5000円から

注目すべきことに、M55ゼロエディションは抽選販売となる。総数100台限定で、今月22日から来年1月19日まで購入応募を受け付ける。ただし、応募期間中に応募者数が350人に達した場合は早期終了となる可能性がある。契約金の5000円を支払えば抽選に参加でき、当選すれば808万円を支払うことになる。これはベースモデルであるシビックの基本価格の2倍以上に相当する。

一方、ミツオカは昨年M55コンセプトを公開した時点では量産の是非を決めかねていた。その後、昨年末から今年1月まで特別展示を行ったところ、公式サイトに寄せられた量産要望の声が1300件を超えたという。予想外の反響に社内で検討を重ね、量産モデルの発売に踏み切ることとなった。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-33405526-thumb
アンジェリーナ・ジョリー、多彩な車庫構成に“生活重視”の姿が見える
CP-2025-0019-33459374-thumb
「ライト越しに赤ランプ点灯」冬朝に増える“危険な初期サイン”
CP-2024-0164-33525788-thumb
「世界で売れる理由」スモ魂をまとう新型ハイラックス、“フォード以外はトヨタ”の現実
CP-2023-0397-33464621-thumb
「iPhoneが鍵になる時代」なのに…Car Keyが広まらない“本当の理由”
CP-2023-0065-33517574-thumb
EVバッテリー“知らぬ間に劣化”、専門家が警鐘…寿命が半減する日常習慣とは
CP-2022-0212-33443507-thumb
トヨタ、走行データを“現金化”へ!?危険イベントが高値で取引される時代に
Depositphotos_665949402_S
走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”
CP-2023-0065-33426688-thumb
マツダ、技術は完成しても“復活のゴーサイン”出ず…ICONIC SPを止めた現実
  • アクセスランキング

    アンジェリーナ・ジョリー、多彩な車庫構成に“生活重視”の姿が見える
    「ライト越しに赤ランプ点灯」冬朝に増える“危険な初期サイン”
    「世界で売れる理由」スモ魂をまとう新型ハイラックス、“フォード以外はトヨタ”の現実
    「iPhoneが鍵になる時代」なのに…Car Keyが広まらない“本当の理由”
    EVバッテリー“知らぬ間に劣化”、専門家が警鐘…寿命が半減する日常習慣とは
    トヨタ、走行データを“現金化”へ!?危険イベントが高値で取引される時代に
    走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”
    マツダ、技術は完成しても“復活のゴーサイン”出ず…ICONIC SPを止めた現実
    「消えないピストンの鼓動」トヨタ、新V8で電動時代に反撃
    「数円節約の代償はAT崩壊」N変速の落とし穴、故障データが示す深刻さ

    最新ニュース

    CP-2023-0065-33405526-thumb
    アンジェリーナ・ジョリー、多彩な車庫構成に“生活重視”の姿が見える
    CP-2025-0019-33459374-thumb
    「ライト越しに赤ランプ点灯」冬朝に増える“危険な初期サイン”
    CP-2024-0164-33525788-thumb
    「世界で売れる理由」スモ魂をまとう新型ハイラックス、“フォード以外はトヨタ”の現実
    CP-2023-0397-33464621-thumb
    「iPhoneが鍵になる時代」なのに…Car Keyが広まらない“本当の理由”
    CP-2023-0065-33517574-thumb
    EVバッテリー“知らぬ間に劣化”、専門家が警鐘…寿命が半減する日常習慣とは
    CP-2022-0212-33443507-thumb
    トヨタ、走行データを“現金化”へ!?危険イベントが高値で取引される時代に

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33386577-thumb
    「消えないピストンの鼓動」トヨタ、新V8で電動時代に反撃
    CP-2023-0065-33465639-thumb
    「数円節約の代償はAT崩壊」N変速の落とし穴、故障データが示す深刻さ
    CP-2023-0094-33419211-thumb
    「楽しい道は任せて」AIが導く小型SUV、マツダが勝負に出た
    CP-2023-0065-33467947-thumb
    バービーのマーゴット・ロビー、SUV・EV・旧車が揃う5台のラインナップ
    Depositphotos_465558100_S
    高速道路で「バン!」タイヤが裂けた瞬間、3秒の判断が運命を変えた
    CP-2023-0065-33485494-thumb
    PPFフィルムは本当に守れるのか、専門家が語る実力とは