衝撃の低価格!40万円で買える電動ピックアップトラックが登場…その中身は?

約40万円で買える電動ピックアップトラック
その中身は?

「KEYU」という自動車会社を聞いたことがある人はどれくらいいるだろうか。「KEYU」の正式名称はShandong Keyu Special Automobile Manufacturing Co., Ltd、中国語では山東科宇专用汽車製造有限公司といい、2012年の会社設立後、浙江大学の研究チームと協力して産業用の電気自動車の開発を主に行っている。

現在、「KEYU」が発売した電動ピックアップトラックがカーマニアの間で話題を集めているという。その理由はなんといっても「価格」だ。なんと、2,530ドル、日本円で約40万円でオンラインで新車が販売されているのである。さらに、25台以上なら2,430ドル(約38万円)、55台以上なら2,330ドル(約36万5,000円)、25台以上なら2,170ドル(約34万円)と驚異の割引率まで適用されるという。

近年、中国で電気自動車市場の開発・販売競争が激化している中、果たしてこの価格での販売は本当に可能なのだろうか。

 購入前に要検討…限定的な使用場所、用途

まず、走行性を見ると一般道路、特に荒れた地面では走行が困難にみえる。テストドライブ映像でも、荒れた道路では車体が大きく揺れ、安定した運転は難しそうだ。そのため、工場内や空港内、もしくゴルフ場などのレジャー施設など使用場所は限られてしまうだろう。しかし、荷台には大きめの荷物を載せても余りあるスペースがあるので、使用用途を十分に検討した上で購入すればお得な買い物ともいえる。

バッテリーは72V 100Ah/200Ahのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、走行可能距離は100km/150kmで、最高速度は45㎞に制限されている。

レンジローバーを模倣した?デザイン

デザインはランドローバーのレンジローバーに似ている。特に、フロント部分は同じ車だといっても過言ではない。

上下に分かれたヘッドライトの形状は、レンジローバーのテールライトと似ており、バンパーの装飾まで同じため、デザインを模倣したという批判は避けられないだろう。車体サイズは全長3,700mm、全幅1,450mm、全高1,650mm、ホイールベース2,460mmとミニマルなサイズだ。

基本的な装備は備えており、バッテリーも1年保証

タッチスクリーンマルチメディアやマルチファンクションステアリングホイール、チューブレスタイヤなど、基本装備はそれなりに備えている。ただし、内装のほとんどにプラスチック素材が使用されており、価格なりの野暮ったさは隠せない。とはいえ、驚異的な価格に1年間のバッテリー保証期間を提供するなど、コストパフォーマンスにおいては高い優位性をもつ電動ピックアップトラックだといえるだろう。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

Depositphotos_665949402_S
走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”
CP-2023-0065-33426688-thumb
マツダ、技術は完成しても“復活のゴーサイン”出ず…ICONIC SPを止めた現実
CP-2023-0065-33386577-thumb
「消えないピストンの鼓動」トヨタ、新V8で電動時代に反撃
CP-2023-0065-33465639-thumb
「数円節約の代償はAT崩壊」N変速の落とし穴、故障データが示す深刻さ
CP-2023-0094-33419211-thumb
「楽しい道は任せて」AIが導く小型SUV、マツダが勝負に出た
CP-2023-0065-33467947-thumb
バービーのマーゴット・ロビー、SUV・EV・旧車が揃う5台のラインナップ
Depositphotos_465558100_S
高速道路で「バン!」タイヤが裂けた瞬間、3秒の判断が運命を変えた
CP-2023-0065-33485494-thumb
PPFフィルムは本当に守れるのか、専門家が語る実力とは
  • アクセスランキング

    走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”
    マツダ、技術は完成しても“復活のゴーサイン”出ず…ICONIC SPを止めた現実
    「消えないピストンの鼓動」トヨタ、新V8で電動時代に反撃
    「数円節約の代償はAT崩壊」N変速の落とし穴、故障データが示す深刻さ
    「楽しい道は任せて」AIが導く小型SUV、マツダが勝負に出た
    バービーのマーゴット・ロビー、SUV・EV・旧車が揃う5台のラインナップ
    高速道路で「バン!」タイヤが裂けた瞬間、3秒の判断が運命を変えた
    PPFフィルムは本当に守れるのか、専門家が語る実力とは
    欧州攻略の号砲!三菱EVが日本勢の巻き返しを告げる
    トヨタGR工場の「0.1mm執念」400人だけが触れる道場、量産の常識が崩れる

    最新ニュース

    Depositphotos_665949402_S
    走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”
    CP-2023-0065-33426688-thumb
    マツダ、技術は完成しても“復活のゴーサイン”出ず…ICONIC SPを止めた現実
    CP-2023-0065-33386577-thumb
    「消えないピストンの鼓動」トヨタ、新V8で電動時代に反撃
    CP-2023-0065-33465639-thumb
    「数円節約の代償はAT崩壊」N変速の落とし穴、故障データが示す深刻さ
    CP-2023-0094-33419211-thumb
    「楽しい道は任せて」AIが導く小型SUV、マツダが勝負に出た
    CP-2023-0065-33467947-thumb
    バービーのマーゴット・ロビー、SUV・EV・旧車が揃う5台のラインナップ

    主要ニュース

    CP-2023-0397-33440104-thumb
    欧州攻略の号砲!三菱EVが日本勢の巻き返しを告げる
    CP-2023-0078-33341516-thumb
    トヨタGR工場の「0.1mm執念」400人だけが触れる道場、量産の常識が崩れる
    CP-2024-0164-33504208-thumb
    クルマ好きの定番WD-40、応急時は頼れるが常用すると“逆効果”の恐れ
    CP-2023-0065-33360503-thumb
    アメリカで“最も走らない車”、それでも運転評価が高いマツダ・ロードスターの理由
    CP-2023-0065-33410935-thumb
    運転席に潜む“目に見えない毒”、家族を守るための完全マニュアル
    CP-2023-0397-33336911-thumb
    自動運転事故めぐり責任分争…米裁判が示した“新たな基準”