
運転の楽しさを追求する自動車マニアたちに、再び残念なニュースが伝わった。ホンダブランドの人気スポーツセダン「シビックSi」と、プレミアムブランドのアキュラが販売する「アキュラ インテグラ A-Spec with Technology Package」について、6速マニュアルトランスミッショングレードの生産を2026年型モデルで一時中断すると決定した。北米市場で手頃な価格で楽しめた代表的なアナログ感覚のマニュアルトランスミッション車両2種が、同時に生産を一時休止することになり、マニュアルモデルファンの間に落胆が広がっている。
市場環境の変化が生産中断をもたらした
当初流出した内部文書によると、今回の生産中断の背景にはEPAの次世代排出ガス認証規制の変化があるとされている。その後、ホンダは公式見解で「変化するビジネス環境への対応策」とし、一時中断の事実を認めた。

ホンダカナダのオンタリオ工場で製造される1.5リッターガソリンターボエンジンに6速マニュアルトランスミッションを組み合わせたグレードが今回の対象で、既存工場の全生産量自体は他のグレード生産に振り替えて維持する予定だ。ホンダは現在確保しているディーラー在庫により、2027年初頭まで市場供給が続くと見込んでいる。
高性能タイプRおよびタイプSは生産を継続する
幸いにも、高性能上位モデルの「シビック タイプR」と「アキュラ インテグラ タイプS」は、今回の生産中断の対象から外れた。この2つの高性能モデルは2.0リッターガソリンターボエンジンと6速マニュアルトランスミッション専用でパワートレインが構成されており、従来通り生産を継続する。

最近、フォルクスワーゲンがゴルフGTI、ゴルフR、ジェッタGLIのマニュアルモデルを次々と廃止した動きと比べると、ホンダがラインナップ全滅を避け、核となる高性能グレードを維持した点は、マニアたちにとって多少の慰めとなっている。

次世代マニュアルモデルの復活を待ちながら
ホンダ側は、今回の措置が完全な廃止ではなく、一時的な生産中断(Pause)であることを明確に強調した。規制対応および市場状況の調整を終えた後、2モデルのマニュアルグレードを将来的にラインナップへ再び加える具体的な計画があり、適切な時期に詳細を公開する予定だ。環境規制の強化と電動化の波の中でもアナログ運転の醍醐味を守ろうとする、ホンダの次の一手にファンたちの注目が集まっている。