
バイクメーカーのドゥカティとトライアンフは、2026年型レースバイクを公開し、モータースポーツファンの期待を集めている。
先月28日(現地時間)、モビリティ専門メディア「バイクエクシフ」の報道によると、ドゥカティはMotoGPとワールドSBKでの成功を背景に「パニガーレV4R」を発表し、トライアンフは450ccモトクロス市場を狙った「TF 450-X」を投入した。
ドゥカティ・パニガーレV4Rは、998ccデスモセディチ・ストラダーレRエンジンを搭載し、最高回転数1万6,500rpm、最高出力218馬力、最大トルク114.5Nmを発揮する。オプションのレース用エキゾーストと専用オイルを組み合わせることで、出力は235〜239馬力まで高まり、最高速度は330.6km/hに達する。MotoGP技術を反映した「ドゥカティ・レーシング・ギアボックス」とコーナー・サイドポッドを採用し、さらに調整式オーリンズ製サスペンション、ブレンボ製ハイピュアブレーキ、鍛造アルミホイールなど、サーキット走行に最適化された装備を備えている。

一方、トライアンフ・TF 450-Xは、前モデル「TF 450-RC」の開発経験を基に設計された450cc単気筒モトクロスバイクで、軽量化と高出力化(62.4馬力/9500rpm)に重点を置く。クイックシフター、ATHENA ECUを基盤としたライダーモードおよびローンチコントロール、KYBサスペンション、D.I.Dホイール、ブレンボ製ブレーキなど最新装備を採用し、オプションでアクラポビッチ製チタンエキゾーストや補助プラスチックパーツも選択可能だ。
両モデルともサーキットおよびオフロード走行に最適化された設計で、ドゥカティは鮮烈なレッド、トライアンフはブラック・ホワイト・ネオンイエローのカラーリングを採用し、圧倒的な視覚的存在感を放つ。