時速160kmの怪物マシン『Turbo』登場…世界最速を狙う電動キックボード、価格は440万円超

【引用:Bomobility】英国発の新興メーカー「Bomobility」が、最高速度時速160kmに達するとされる世界最速級の電動キックボード「Turbo」を発表した。2019年に設立された同社は、F1エンジニアや高級車デザイナー出身者が集結しており、自動車文化に溶け込むような新しいモビリティを生み出すことを目指してきた。その象徴として掲げたのが「圧倒的な速度」であり、従来の電動キックボードとは次元の異なる性能を追求している。

【引用:Bomobility】Turboの開発は18ヶ月以上に及び、最高速度100マイル(約161km)、航続距離150マイル(約241km)という驚異的な数値を目標に掲げる。搭載される二つのモーターは総出力2万4,000W以上、約31馬力に相当し、一部のバイクと肩を並べるレベルだ。これほどの出力は制御が困難になることも多いが、Bomobilityは特許技術「Safesteer」を導入し、加速時や段差走行でも前輪の安定性を確保している。さらにHope V4ディスクブレーキや電子式ブレーキシステムを搭載し、安全性を重視した設計が採用されている。

【引用:Bomobility】すでにサーキットテストでは時速137kmを突破し、初期試験を成功裏に終えている。共同創業者のオスカー・モーガン氏は「明らかにサーキット専用のマシンだ」と語っており、一般公道での使用はほぼ想定されていない。ただし欧州ではフランスが唯一公道走行を認める可能性がある国とされており、その場合でも速度制限装置の装着が必須となる。最初の生産ユニットはスペイン・マドリード在住のコレクターに納入予定で、2026年のF1スペインGPに合わせて公開される計画だ。

【引用:Bomobility】加速性能はテスラ モデル3に匹敵するとされ、0-97km/hを5秒以内で駆け抜けると発表されている。2025年型モデル3ロングレンジRWDの4.9秒や、パフォーマンス仕様の3秒以内と比較しても遜色なく、電動キックボードとしては異例の数値だ。車体は自社開発のアルミフレームを基盤に、リアフットパッドやサスペンションの強化によって安定性を高めている。一方で、最大241kmという航続距離を実現するバッテリーの詳細は依然として公開されていない。

【引用:Bomobility】Bomobilityの狙いは単なる移動手段を超え、電動キックボードを自動車文化の一部に組み込むことにある。そのため、性能面だけでなくデザインにも力が注がれており、高級車を思わせる佇まいが与えられている。これまで「世界最速」を標榜するブランドは少なくなかったが、Turboのスペックはそれらを一線画す存在だといえる。

【引用:Bomobility】最大のハードルは価格である。Turboの開始価格は2万9,500ドル(約440万円)からと公表されており、場合によっては一般的な自動車を上回る。さらにカスタムペイントやオプションを追加すれば価格は一層高騰する。モーガン氏が語るように、このマシンは規制の少ない分野だからこそ成立する“異端のプロジェクト”であり、モビリティの未来像を示す挑戦でもある。

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