
【引用:メルセデス・ベンツ】米国で販売されたメルセデス・ベンツEQB電気自動車の一部に、高電圧バッテリーの欠陥が発見され、リコールが実施される。メルセデス・ベンツおよび米道路交通安全局(NHTSA)は、該当車両が走行中に突然駆動力を失い、事故リスクが高まる可能性があると警告している。

【引用:メルセデス・ベンツ】リコール対象はEQB 350 4MATICとEQB 300 4MATICで、2022年5月4日から2023年8月16日に製造された車両が該当する。NHTSAの資料によれば、原因はバッテリー内部の「ブスバー」におけるネジ接合不良で、供給元の中国・孚能科技(Farasis Energy)が製造工程で仕様外のネジ部品を使用した結果、誤組み立てが生じた可能性が判明した。

【引用:メルセデス・ベンツ】この欠陥は事前警告なしに発生し、走行中に突然動力を喪失した後、ダッシュボードに警告メッセージが表示される。米国では現時点で事故や負傷の報告はないが、NHTSAは発生率を100%と推定しており、対象台数は計660台(EQB 350 4MATICが179台、EQB 300 4MATICが481台)に上る。

【引用:メルセデス・ベンツ】ディーラーは全車両を点検し、必要に応じて高電圧バッテリーを無償交換する。北米メルセデス・ベンツは8月1日にディーラー向け通知を発出し、9月23日から車両所有者への案内を開始予定。NHTSAは対象車両の所有者に対し、速やかな点検を強く呼びかけている。