日産のミニバン「セレナ e-POWER」新四輪駆動仕様登場!強力な性能を予告しつつも室内空間への配慮は?

日産のミニバン「セレナ e-POWER」

四輪駆動仕様が追加され

さらに強力な性能が予告された

引用:Revol Carz Singapor

日産が主力として販売するミニバン「セレナ」の電気自動車モデル「e-POWER」に、四輪駆動仕様(e-4ORCE)が11月中旬から販売開始される予定である。新たに電気モーターを追加し、これまで以上に強力な性能を発揮することが期待されている。

ただし、e-POWERは発電機の役割を担うエンジン、バッテリー、そして駆動用の電気モーターを搭載するため、車内のスペースが狭くなるのではないかとの懸念もある。特に、ミニバンの魅力である広い車室内空間が損なわれる可能性が指摘されている。

引用:paultan.org
引用:paultan.org

リアモーターを追加

それでも広々とした室内空間が目を引く

この懸念に対して、セレナのチーフエンジニアである姫木浩明氏は、リアモーターの搭載方式を工夫し、室内空間を最大限確保したと述べた。リアフロアやリアサスペンションの設計を見直し、リアモーター専用のギアボックスや各種マウントを新たに開発することで、室内空間を損なわないように配慮したという。

さらに、ラゲッジスペースについても細かく検証し、荷物の収納に配慮した設計が施された。ラゲッジアンダートレイは小型化されたものの、洗車道具やキャンプ道具を収納できるスペースが確保されており、荷物の積み下ろしがしやすい高さに設定されている。

引用:paultan.org
引用:paultan.org

高速でも安定感が保たれた

モーターとブレーキの統合制御

前輪と後輪に高出力の電気モーターを搭載し、大型ミニバンでありながら優れた加速性能を実現している。特に後輪に追加されたモーターは、応答性が高く、スムーズな加速を提供する。車高が高いミニバンは高速走行中の横揺れが問題視されるが、この四輪駆動仕様は安定感が向上している。

従来の前輪駆動ベースのe-POWERに比べ、後輪には80馬力のモーターが追加され、最大トルク195Nmを発揮する。前後のモーターとブレーキを統合制御することで、各車輪の駆動力を最適に配分し、安定した走行性能を実現している。さらに、前後の理想的な重量配分も達成されている。

引用:paultan.org
引用:paultan.org

11月中旬販売予定

価格は361万4600円

四輪駆動仕様は、雪道や急な坂でも安定した走行が可能で、回生ブレーキシステムにより減速時の揺れも抑制される。e-4ORCEは最初から四輪駆動で滑らかな発進を可能にし、従来のハイブリッドモデルとは一線を画す性能を持っている。

セレナ e-4ORCE仕様は、11月中旬に販売開始予定で、価格は361万4600円に設定されている。日産は、この新仕様の追加により、セレナシリーズのラインアップをさらに充実させることを計画している。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2022-0212-33562095-thumb
世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
CP-2025-0003-33616510-thumb
真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
CP-2023-0065-33554037-thumb
なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
CP-2023-0065-33546398-thumb
電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
CP-2023-0065-33549239-thumb
トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
CP-2023-0065-33518933-thumb
ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔
CP-2023-0076-33609005-thumb
車内空気にカビと細菌が漂う、暖房ONで“汚染循環”が始まる
CP-2023-0065-33584636-thumb
「え、こんなに簡単?」、初めてでもできた“オイル交換の真実”
  • アクセスランキング

    世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
    真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
    なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
    電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
    トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
    ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔
    車内空気にカビと細菌が漂う、暖房ONで“汚染循環”が始まる
    「え、こんなに簡単?」、初めてでもできた“オイル交換の真実”
    ホンダとトヨタ、北米・アジアをまたぐ“グローバル二強”の直接対決
    日産が攻勢、エルグランドがミニバンの価値観を塗り替える

    最新ニュース

    CP-2022-0212-33562095-thumb
    世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
    CP-2025-0003-33616510-thumb
    真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
    CP-2023-0065-33554037-thumb
    なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
    CP-2023-0065-33546398-thumb
    電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
    CP-2023-0065-33549239-thumb
    トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
    CP-2023-0065-33518933-thumb
    ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33542147-thumb
    ホンダとトヨタ、北米・アジアをまたぐ“グローバル二強”の直接対決
    CP-2023-0186-33542454-thumb
    日産が攻勢、エルグランドがミニバンの価値観を塗り替える
    CP-2023-0065-33513499-thumb
    電動クーペSUVの新基準、iX4が“平均値”を一気に引き上げた
    CP-2023-0065-33507289-thumb
    「スーパーカーはいらない」、Z世代女性スター4人が“毎日SUV”を選んだ理由
    CP-2023-0397-33526590-thumb
    米国でマツダ“本気EV”が出現、世界市場巻き返しの狼煙
    CP-2024-0181-33409230-thumb
    ハンドルが震えた瞬間、それは“危険信号”走行中の異常振動に要注意