
米メリーランド州ボルチモア郡キャトンズビルで、住宅の前庭に2年間で車両が9台も突っ込む事故が相次いでいる。当該道路はハンプ(凸型路面)の設置対象基準を満たしたが、実際の設置には住民の同意取得と予算確保という関門が残っている。
同州キャトンズビルのケンウッド・アベニュー沿い、急カーブとなっている区間に暮らすクリスタ・カンタフィオさんは、転居後の約2年間で、車両9台が自宅の前庭に突っ込む事故を経験した。
直近でも、乗用車1台がカーブを曲がりきれずに芝生を横切り、住宅のすぐ手前で停止した。度重なる事故で郵便受けや樹木、造園設備などが破損し、修理費として数千ドルを支出したという。

ボルチモア郡は事故多発区間に、凹凸のある路面標示のランブルストリップや追加の標識などを設置したが、事故は収まっていない。なお、直近の事故の正確な原因については、警察がまだ公式に発表していない。
郡側は、当該道路がハンプ設置の基準を満たしたと明らかにした。ただし事業を進めるには、設置区間内の不動産所有者の75%から同意を得る必要があり、予算の確保も課題として残る。
カンタフィオさんは「常に後ろを気にしてしまう」と述べ、今後の事故が人身被害につながりかねないと懸念を示した。