免許を取り直せるのは165歳から!? それでも警察の目の前でハンドルを握っていた男

引用:ネイバーカフェ セジョンシ.com
引用:ネイバーカフェ セジョンシ.com

法律を軽んじる運転者は少なくないが、この男の場合は常習の域を超えている。オーストラリアで73歳の男が、2117年まで運転を禁じられているにもかかわらずハンドルを握り、警察に逮捕された。同じ容疑での摘発はこれが初めてではなく、男は禁止処分を無視して道路に出ることを繰り返してきた。

事件が起きたのは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のバサーストである。2025年3月9日の日曜日、地元警察は高齢の運転者がスバル・レガシィ(豪州名リバティ)のセダンを走らせているのを見つけ、抜き打ちの飲酒検査のために停車を求めた。ところが身元を照会したところ、男は長期の運転禁止処分を受けており、今後92年間は合法的に運転できない状態にあることが判明した。

法律を意に介さず違反を重ね
警察にも顔を知られていた

男は警察にとって初めての相手ではなかった。過去にも運転禁止のまま道路に出ており、直近5年間だけで同じ容疑による摘発は3回を数える。長期の運転禁止処分を受けた人物として警察がその場で見分けられるほど、地元の警察署では顔を知られた存在になっていた。

引用:フェイスブック @NSW Police Force
引用:フェイスブック @NSW Police Force

ニューサウスウェールズ州警察の交通取締部門は公式SNSで逮捕を公表し、男が運転していたのが3代目レガシィだったことを明らかにした。写真も公開されており、この車両が再び道路を走る可能性は低いとみられる。

今回も男はその場で逮捕され、バサースト警察署に留置されたうえ、保釈は認められなかった。警察は運転禁止期間中の車両運転の容疑を適用し、あわせてナンバープレートの押収通知を出した。

92年以上生きなければ
二度とハンドルは握れない

男は翌10日、バサースト地方裁判所に出廷した。ニューサウスウェールズ州法では、運転禁止処分を受けたまま運転した場合に最長6か月の懲役が科される可能性があり、常習であれば最長1年まで科されうる。過去に何度も同じ容疑で摘発されてきた点を踏まえると、今回は実刑を免れにくいとみられる。

引用:Wikipedia
引用:Wikipedia

そもそも男は、今回の事件が起きる前の時点で、165歳にならなければ免許を再取得できない状況にあった。73歳という年齢を考えれば、合法的にハンドルを握るには最低でも92年以上生き続けなければならず、現実には不可能に近い。

それでも男は法を無視して運転を繰り返し、今回の摘発によって合法的な道路復帰はさらに遠のいた。法を軽んじた運転者が何を招くのかを端的に示す事例であり、常習違反者への処罰を一段と強化する必要性をあらためて浮き彫りにしている。

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