
交通法規違反が発覚した場合、世界共通で「罰金」が科せられる。そして、このような違反が一定回数以上累積すると、免許取消しなどの処罰がほとんどの国で適用される。しかし、この常識を覆す事例が出て話題になっている。
アメリカ・メリーランド州に住むこの運転者は、合計135件の交通法規違反を記録した。共に提訴された2人はそれぞれ84件、115件の交通法規違反を記録した。メリーランド州の監督規定の抜け穴を突いた三人組がどのようにしてこれを可能にしたのか、どのような処罰を受けるのか見ていく。

合計334件の交通違反が発覚
免許はどう維持したのか
ワシントンD.C.のブライアン・シュワルブ司法長官は、メリーランドの運転者3人を提訴した。特筆すべきは、彼らが合計334件もの交通法規違反を記録していたことだ。彼らのうち最多の違反を記録した者は135件で、残る2人も115件、84件を記録した。

彼らが記録した334件の交通法規違反は違法駐車にとどまらず、大半が速度超過と信号無視によるものだった点も見過ごせない。ワシントンD.C.当局は、市内における交通事故の死傷者を減らすため取り組んでおり、こうした危険運転の再発を防ぐべく厳正な対応を進めていく方針だと伝えられている。

法の網をどう悪用したか
直接の取り締まりを徹底的に避ける
彼らが免許を維持できた方法は単純だ。免許停止などを指示できる警察による直接の取り締まりを徹底的に避けることだ。彼らは、速度カメラによる取り締まりの場合、運転者本人が罰金を直接支払わなければ免許停止などの行政処分を回避できるという仕組みを利用していた。

これはメリーランドの州法が十分な法的拘束力を持っていないために起きた事態と解釈される。メリーランド州では罰金及び召喚を要求する書類を無視しても、これに対して強力な行政措置を取れない仕組みになっているからだ。

ネットユーザーから怒りの声が上がる
法的措置の整備が急務となっている
このニュースは現地のネットユーザーの怒りを買った。ネットユーザーは「恥知らずだ」、「人がここまで厚かましくなれるのか」と運転者を批判した。一方、一部のネットユーザーはメリーランド州当局を批判した。「メリーランド州は一体何をしているのか」、「税金を取ってこの程度の仕事しかできないのか」といった反応を示している。

この事件を契機に、繰り返しの交通法規違反に対する強力な法的措置の整備が必要だという世論が形成されている。速度超過と信号無視は人命に直結する問題であるため、迅速な対応が必要だろう。メリーランド州はこの事件にどう対処するのか、その措置に注目が集まっている。