「マツダの名は永遠に!」北米市場で最も信頼される理由と、世界最安全車に君臨した最強の技術

マツダ、トップセーフティピック+で

最多車種受賞の栄誉

世界最安全な車に君臨

引用:CarPro
引用:CarPro

日本を代表する自動車ブランドの一つであるマツダ。最近、同社に栄誉ある結果が発表され、注目を集めている。米国道路安全保険協会(IIHS)の「トップセーフティピック+」において、同社の車種が最多で選ばれたのだ。IIHSは安全性において権威ある団体であり、今回の受賞はマツダの車が信頼できる証拠と言える。

今回、トップセーフティピック+に選ばれた車種はCX-90やCX-60など6車種。中でもCX-50は北米市場で高い販売実績を誇り、引き続き北米市場での販売首位を守ると見られている。この快挙はマツダ社内でも祝杯を上げるほどの大きな成果だ。では、CX-50の人気の秘密は何か。また、実際の衝突テスト結果はどうだったのか。

引用:YouTube「IIHS」
引用:YouTube「IIHS」
引用:YouTube「IIHS」
引用:YouTube「IIHS」

トヨタとの共同開発車種

信頼される技術力

米国で最も売れている自動車ブランドの一つであるマツダだが、今回トップセーフティピック+に選ばれた車種は皮肉なことに本拠地である日本国内では販売されていない。これは北米市場に特化したブランド戦略を的確に反映した結果だ。また、北米市場で故障の少なさで信頼されているトヨタとの共同開発車種が多いことも、人気の一因と考えられる。

一方で、トヨタの車種がやや角張ったデザインで好みが分かれる可能性があるのに対し、流線型で洗練されたデザインのマツダの北米向けモデルは車体サイズの問題で国内市場には適さないものの、米国市場には見事にフィットしているようだ。さらに、競合車種と比べて維持費が安いことも、米国の若年層から注目を集める要因となっている。これは現代自動車のエラントラが韓国市場で長年トップを守り続けてきた理由にも通じるものがある。

引用:Motor1
引用:Motor1
引用:Motor1
引用:Motor1

CX-90、大型SUV

高級感あふれる内装が魅力

マツダは大型SUVも生産しているブランドだ。CX-90という名の大型SUVが今回、トップセーフティピック+に選ばれる快挙を成し遂げた。大型SUVというだけではそのクラスを正確にイメージしにくいかもしれないが、ヒョンデ・パリセードやキア・テルライドといった競合車種を挙げれば、想像しやすいだろう。

この車は、かつてマツダが展開しようとして失敗した一部のプレミアムブランド戦略を再挑戦するかのように、高級素材と洗練された色使いで装飾され、上級クラスのプレミアムブランド車に引けを取らない商品性を誇っている。さらに、この車種は中東市場にも展開されており、韓国市場ではRX-8やRX-7といったスポーツカーが自動車マニアの間で知られているのとは対照的だ。

引用:Collecting Cars
引用:Collecting Cars
引用:CAR magazine
引用:CAR magazine

かつての夢の技術を実現

ロータリーエンジンの先駆者

実際、マツダが世界市場でこれほどの販売実績を上げている背景には同社が技術力に真摯に取り組んできたことが大きいと考えられる。内燃機関の進化が限界に達しつつある現在では懐かしく感じるかもしれないが、マツダがかつて「夢の技術」と呼ばれたロータリーエンジンを量産していた事実を見れば、その技術力がいかに高かったかがわかる。そして、マツダはこのエンジンを過酷な走行が求められるスポーツカーにも搭載していた。

では、現在のロータリーエンジンはどうなっているのか。かつてのように高回転でコーナーを素早く抜けるスポーツカーには搭載されていないものの、MX-30というEREV(レンジエクステンダーEV)に搭載されると発表され、注目を集めた。このように基礎技術に優れ、エンジニア精神が息づく企業が世界市場で人気を博すのは当然だろう。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0030-28035973-thumb
「座れない、走れない、それでも欲しい…」1,300万円超で売れた“フレームだけの車”に宿る価値とは
CP-2023-0065-28026974-thumb
「このロールスが200万円?」ロウェイが放った“ゴースト級EV”の衝撃が止まらない
image-48d1733e-8454-442d-8e9f-a7eb35f35fc3
「あの本格SUVが帰ってくる?」…日産「エクステラ」レンダリングが示す“タフ系デザインの進化形”とは
CP-2023-0030-28037226-thumb
日産が「欧州戦略の切り札」をついに投入!新型マイクラEVのプロトタイプが見せた進化の本気度
CP-2023-0030-28037557-thumb
Gクラスが“別物”に進化した!ブラバスが生んだオフロードの怪物「XL 800」の正体とは
CP-2023-0030-28036852-thumb
「エンジン音でゾクッとする」あの時代の塊が再び!1970年式GTOがまさかの価格でオークションへ
CP-2023-0030-27965702-thumb
ホンダCR-V、ついに“本格オフローダー仕様”へ! ハイブリッドで変わるSUV戦国の主役
CP-2023-0030-27971631-thumb
「いすゞが電動化なんて想像もしなかった!」 そんな声を吹き飛ばす「D-Max EV」が示した新たな方向性とは
  • アクセスランキング

    「座れない、走れない、それでも欲しい…」1,300万円超で売れた“フレームだけの車”に宿る価値とは
    「このロールスが200万円?」ロウェイが放った“ゴースト級EV”の衝撃が止まらない
    「あの本格SUVが帰ってくる?」…日産「エクステラ」レンダリングが示す“タフ系デザインの進化形”とは
    日産が「欧州戦略の切り札」をついに投入!新型マイクラEVのプロトタイプが見せた進化の本気度
    Gクラスが“別物”に進化した!ブラバスが生んだオフロードの怪物「XL 800」の正体とは
    「エンジン音でゾクッとする」あの時代の塊が再び!1970年式GTOがまさかの価格でオークションへ
    ホンダCR-V、ついに“本格オフローダー仕様”へ! ハイブリッドで変わるSUV戦国の主役
    「いすゞが電動化なんて想像もしなかった!」 そんな声を吹き飛ばす「D-Max EV」が示した新たな方向性とは
    「これは“電気の皮”をかぶった“悪魔のレイアウト”? 」初の四駆ケイマン、ポルシェが手放せなかった“走りの快感”とは
    「あれ?ロールスってミニバン作ったっけ?」世界中で勘違い続出の“ラグジュアリーミニバン”、その真実とは

    最新ニュース

    CP-2023-0030-28035973-thumb
    「座れない、走れない、それでも欲しい…」1,300万円超で売れた“フレームだけの車”に宿る価値とは
    CP-2023-0065-28026974-thumb
    「このロールスが200万円?」ロウェイが放った“ゴースト級EV”の衝撃が止まらない
    image-48d1733e-8454-442d-8e9f-a7eb35f35fc3
    「あの本格SUVが帰ってくる?」…日産「エクステラ」レンダリングが示す“タフ系デザインの進化形”とは
    CP-2023-0030-28037226-thumb
    日産が「欧州戦略の切り札」をついに投入!新型マイクラEVのプロトタイプが見せた進化の本気度
    CP-2023-0030-28037557-thumb
    Gクラスが“別物”に進化した!ブラバスが生んだオフロードの怪物「XL 800」の正体とは
    CP-2023-0030-28036852-thumb
    「エンジン音でゾクッとする」あの時代の塊が再び!1970年式GTOがまさかの価格でオークションへ

    主要ニュース

    CP-2023-0030-27975900-thumb
    「これは“電気の皮”をかぶった“悪魔のレイアウト”? 」初の四駆ケイマン、ポルシェが手放せなかった“走りの快感”とは
    CP-2023-0065-27958826-thumb
    「あれ?ロールスってミニバン作ったっけ?」世界中で勘違い続出の“ラグジュアリーミニバン”、その真実とは
    CP-2023-0030-27964680-thumb
    「マカンの時代、終わるか?」アルピーヌ“初の電動SUV A390”がプレミアム市場に突撃開始
    CP-2023-0030-27978670-thumb
    「これはスポーツカーの皮をかぶったエコカー?」“2025年型シビック”が隠しきれない暴れ馬だった
    CP-2023-0065-27922703-thumb
    キャンパーも職人も大騒ぎ!トヨタが市場に放った「万能トラック」ハイラックス・チャンプの正体とは
    CP-2023-0030-27663903-thumb
    「新車?いや、1982年製だ」走行2500km・冷凍保存のRX-7が現実に…しかも手が届く価格でオークションに登場