夢のコンセプトカー「ジェネシス X グラン ベルリネッタ」が実走行 800馬力超のスーパーカーが魅せる圧倒的な迫力

「ジェネシス X グラン ベルリネッタ」は

実走行可能なコンセプトカーだった

エンジン始動映像と排気音で話題に

引用:Genesis

自動車メーカーが発表するコンセプトカーの多くは実際には走行できないモックアップモデルであることが多い。将来のデザインの方向性を示すために、実験的な要素が多く、実際に走行できるように製作するのは非常に困難だ。その理由は斬新なデザインが影響していることが多い。しかし、今回、ジェネシスが驚くべきモデルをサーキットで実演し、大きな話題を呼んでいる。

「ジェネシス X グラン ベルリネッタ」はジェネシスが以前公開したコンセプトカーだ。前述のように、非現実的なデザイン要素が多く、メーカーが直接データを管理するグランツーリスモゲーム内では800馬力超のスーパーカー並みのスペックを持ち、実際の走行は不可能なコンセプトカーだと予想されていた。しかし、その予想を完全に覆し、実車として登場した。同モデルがGV60マグマコンセプトと共に走行する姿は圧巻だ。さらに、このモデルは内燃機関を搭載したものと思われる。エンジンをかける映像が存在し、そこから明確な排気音も確認できる。

引用:YouTube「オーバーテイク OVERTAKE」
引用:Acceleramota

8気筒エンジンを思われる排気音

詳細なエンジンスペックは?

映像で確認できる排気音は8気筒エンジンに非常に似ている。6気筒と8気筒の排気音には明確な違いがあり、一般的に8気筒の方がより低音で迫力がある。このことから、ジェネシスGV60マグマの仮想エンジンサウンドとして採用される可能性が示唆されている。

ただし、具体的にどのエンジンが搭載されているかは明らかにされていない。現代自動車グループには8気筒エンジン「タウエンジン」のラインナップも存在するが、これが最後に搭載されたのは初代ジェネシスG90の最上級モデルで、現在は市場から姿を消している。推測ではG90に搭載されていた3,500cc級ラムダ6気筒エンジンを改良したものではないかと考えられている。

引用:Genesis
引用:K&N

ベースとなるシャシー

極めて低いフロントエンドのプロポーション

このモデルのベースとなるシャシーの存在が推測されるが、現行の量産車の中には該当するものが見当たらない。走行映像を見ると、ショーカーに近い性質を持つようで、極限まで車を追い込むような激しい動きは見られない。ショーカー専用のシャシーが新たに開発された可能性もある。

また、このモデルは空力性能を強く意識したと思われる、非常に低いフロントエンドのプロポーションも特徴的だ。以前、現代自動車はジェネシスクーペに搭載された2,000cc級セタエンジンと3,800cc級ラムダエンジンに若干の改良を加え、マウント設計を変更することでエンジン自体の位置をベースとなるジェネシスBHモデルよりも低く設置し、これを「ラムダRS」と名付けたことがある。

引用:CNET
引用:ネイバーカフェ電気自動車同好会「ジャスティンlソウル」

 

もし公道を走ったら

圧倒的な存在感を放つだろう

仮にこの車両が少量限定生産され、公道で遭遇することがあれば、その存在感は圧倒的なものになるだろう。現代自動車グループは最近、無難な車両を作るのではなく、目を引くポイントを設ける傾向にある。例えば、キアではGTラインではなくGTトリムに蛍光色のブレーキキャリパーを採用したことがある。

現代自動車のNサブブランドはパフォーマンスブルーという色をシグネチャーカラーとして使用している。単調な色が主流の韓国の道路でパフォーマンスブルーで塗装されたアバンテNやアイオニック5Nを見かけるだけでも目を引くが、鮮やかなオレンジの塗装に加え、路面にへばりつくようなこの車両を公道で目にしたら、誰もが思わず二度見せずにはいられないだろう。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-33357411-thumb
「冬の準備、もう始めたか?」燃料凍結も警戒…車の点検が急務に
CP-2022-0212-33254335-thumb
「誰もが乗りたくなる車」を再現!トヨタが描く次世代カローラ像
CP-2023-0065-33262136-thumb
「事故なのにエアバッグが開かない?」 作動には“特定の条件”があった、その理由とは
CP-2023-0065-33267593-thumb
三菱、コンセプトSUV「ELEVANCE」で復活の狼煙…次期パジェロへの布石か
DSC_2631 (1)
スバル、電動化の波の中でも“走る歓び”を守る…感性と技術で再構築する次世代パフォーマンス
CP-2023-0065-33273416-thumb
「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
CP-2025-0132-33377720-thumb
トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
CP-2023-0397-33260134-thumb
「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
  • アクセスランキング

    「冬の準備、もう始めたか?」燃料凍結も警戒…車の点検が急務に
    「誰もが乗りたくなる車」を再現!トヨタが描く次世代カローラ像
    「事故なのにエアバッグが開かない?」 作動には“特定の条件”があった、その理由とは
    三菱、コンセプトSUV「ELEVANCE」で復活の狼煙…次期パジェロへの布石か
    スバル、電動化の波の中でも“走る歓び”を守る…感性と技術で再構築する次世代パフォーマンス
    「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
    トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
    「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
    ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
    ホンダ、新興市場に照準…北米抜きの大胆戦略を示す

    最新ニュース

    CP-2024-0164-33357411-thumb
    「冬の準備、もう始めたか?」燃料凍結も警戒…車の点検が急務に
    CP-2022-0212-33254335-thumb
    「誰もが乗りたくなる車」を再現!トヨタが描く次世代カローラ像
    CP-2023-0065-33262136-thumb
    「事故なのにエアバッグが開かない?」 作動には“特定の条件”があった、その理由とは
    CP-2023-0065-33267593-thumb
    三菱、コンセプトSUV「ELEVANCE」で復活の狼煙…次期パジェロへの布石か
    DSC_2631 (1)
    スバル、電動化の波の中でも“走る歓び”を守る…感性と技術で再構築する次世代パフォーマンス
    CP-2023-0065-33273416-thumb
    「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ

    主要ニュース

    CP-2024-0164-33334891-thumb
    ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
    CP-2023-0397-33253720-thumb
    ホンダ、新興市場に照準…北米抜きの大胆戦略を示す
    CP-2022-0013-33233009-thumb
    BMW、トヨタと手を組み次世代燃料電池を本格開発 「iX5ハイドロジェン」公開、MINIはポール・スミスの感性を纏う
    CP-2024-0164-33315130-thumb
    「洗車しすぎは塗装の敵、専門家が警鐘」車を長持ちさせる最適な頻度とは
    CP-2022-0245-33233589-thumb
    AIではなく人へ…トヨタ、“モビリティの意味”を問い直す
    CP-2022-0212-33237823-thumb
    ダイハツ、軽の枠を超える挑戦!FRスポーツで原点回帰