新型プリウスの人気復活で海外アーティストもこぞってデザインをカスタマイズ?

ハイドブリッド自動車の先駆者トヨタ・プリウス
新型プリウスは効率性だけでなくデザインも高評価

引用=トヨタ自動車WEBサイト

トヨタ・プリウスは、世界初となるハイブリッド自動車の量産化に成功という、歴史的な快挙を果たした自動車、ならびにブランドである。

世界でもっとも人気のあるハイブリッド自動車の地位を確固たるものとしているプリウスだが、これまでに北米市場だけでも200万台以上が販売されている。

プリウスに不満を示す人の多くはデザインに対する不満が多いが、これも現行の5代目モデルになってからはむしろ、スタイリッシュでスポーティなプロポーションで人気を得ている。

効率性重視のプリウス
5世代に入ってデザインも進化

現行の5代目モデルまで、常に機能やスペック面での革新は行われてきたが、デザイン面についてはあまり変化がなかった。プリウスがこれまでハイブリッド自動車になによりも必要な効率性と実用性に焦点を当ててきたからだ。逆説的に言うと、このような効率性と実用性が北米市場の消費者の需要に応えてきたともいえる。

新型のフロントには「ハンマーヘッド(*ハンマーヘッドシャークの頭部のように翼状に左右に広がった形状)」がデザインとして用いており、同じトヨタのモデルではbZ4Xやクラウンでも採用されたが、あるメディアのインタビューの中で、新型のデザイン開発を率いた藤原裕司プロジェクトチーフデザイナーは、「いちばんシンプルなハンマーヘッドを目指した。ボディ全体もシンプルだけど見応えがあるように、という考え方でやっていたから」と語っている。

さらに、薄型一文字のリヤコンビネーションランプを配したリヤデザインで、プリウスの持つ先進性をさらに引き立てている。

引用=YouTubeチャンネル「Zephyr Designz」

写真提供 = YouTubeチャンネル「Zephyr Designz」

 海外デザイナーもこぞってカスタマイズを施したレンダリングを発表

デザイン的な完成度が非常に高いと評価されている5代目プリウス、これに注目した海外のデザイナーやアーティストたちは独自のカスタマイズを施したレンダリングをこぞってSNSなどを通して公開している。特に、インドのアーティストVishnu Suresh氏(*)が作成したワイドボディ化する独自のカスタマイズを施したレンダリング(イメージCG)はレーシングカーのような印象で多くのカーマニアから高評価を受けた。

引用=YouTubeチャンネル「Zephyr Designz」

引用= YouTubeチャンネル「Zephyr Designz」

Vishnu Suresh氏が作成したデザインを見たネットユーザーは、「このデザインなら私もプリウスを買いたい」、「トヨタにぜひそのまま販売してほしい」、「実用性はなさそうだが、デザインとしてはとても素晴らしい」といった反応を見せた。

(*Vishnu Suresh氏はトヨタをはじめとする自動車メーカーの様々な車をカスタマイズしたレンダリングを作成し、SNSに投稿しているが、あくまで個人の作品であり実際に販売されている商品ではない)

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-33665757-thumb
「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由
CP-2023-0065-33642798-thumb
「テスラ超えは本当か」BMW i4が見せた“3.6秒の反撃”、航続536kmの衝撃
CP-2023-0065-33633320-thumb
「3億ドルの刃」がポルシェ直撃、法廷で暴かれる“高級化の闇”
CP-2023-0065-33663122-thumb
冬の朝、“壊れる車”に共通していたのはたった1分のミス
CP-2024-0164-33739499-thumb
EVバッテリー“突然死”の真相、メーカーが語らない隠れルールが浮上
CP-2024-0181-33476588-thumb
エンジン過熱、初動を誤れば数十万円損失、運転者が知らない致命的リスク
CP-2023-0065-33662871-thumb
「踏んでも止まらない」制動が突然消える“見えない死角”に、専門家が示した不安
CP-2024-0164-33720445-thumb
「なぜDだけが消えた?」メルセデスが30年守り続けた封印の理由、CとEの間に隠された戦略とは
  • アクセスランキング

    「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由
    「テスラ超えは本当か」BMW i4が見せた“3.6秒の反撃”、航続536kmの衝撃
    「3億ドルの刃」がポルシェ直撃、法廷で暴かれる“高級化の闇”
    冬の朝、“壊れる車”に共通していたのはたった1分のミス
    EVバッテリー“突然死”の真相、メーカーが語らない隠れルールが浮上
    エンジン過熱、初動を誤れば数十万円損失、運転者が知らない致命的リスク
    「踏んでも止まらない」制動が突然消える“見えない死角”に、専門家が示した不安
    「なぜDだけが消えた?」メルセデスが30年守り続けた封印の理由、CとEの間に隠された戦略とは
    EVの核機能ワンペダル、便利さの裏で“誤操作急発進”が世界で問題化
    「鍵なしで高級車が奪われた」カリフォルニアに新型犯罪が急拡大、スマートキー電波が狙われている

    最新ニュース

    CP-2023-0065-33665757-thumb
    「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由
    CP-2023-0065-33642798-thumb
    「テスラ超えは本当か」BMW i4が見せた“3.6秒の反撃”、航続536kmの衝撃
    CP-2023-0065-33633320-thumb
    「3億ドルの刃」がポルシェ直撃、法廷で暴かれる“高級化の闇”
    CP-2023-0065-33663122-thumb
    冬の朝、“壊れる車”に共通していたのはたった1分のミス
    CP-2024-0164-33739499-thumb
    EVバッテリー“突然死”の真相、メーカーが語らない隠れルールが浮上
    CP-2024-0181-33476588-thumb
    エンジン過熱、初動を誤れば数十万円損失、運転者が知らない致命的リスク

    主要ニュース

    CP-2024-0164-33720404-thumb
    EVの核機能ワンペダル、便利さの裏で“誤操作急発進”が世界で問題化
    CP-2024-0164-33720277-thumb
    「鍵なしで高級車が奪われた」カリフォルニアに新型犯罪が急拡大、スマートキー電波が狙われている
    CP-2024-0164-33720327-thumb
    禁断のSUV計画が再燃か、ブガッティが“最後の牙”を研ぎ始めた
    CP-2025-0055-33634998-thumb
    「タイヤ1本交換は危険なのか」専門家が語る“許される境界”
    CP-2025-0055-33611502-thumb
    「2秒で判定」クラクションの音が示す“始動不能の前兆”、整備士が隠してきた危険サインとは
    CP-2023-0065-33627625-thumb
    「この匂いは危険です」車両火災直前に現れる“前兆トップ3”