「オイル補充すれば大丈夫」は大間違い…油圧警告灯が本当に警告しているものとは

引用:ゲッティイメージズ
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エンジン油圧警告灯を無視したわずか数分が、約105万円規模のエンジン損傷を招くこともある。

メーターパネルに見慣れない警告灯が点灯すると、多くのドライバーはまず走行を続けて状況を見守る傾向がある。しばらくして消えることを期待するという心理だろう。しかし、警告灯の種類によっては、その選択が数十万円から100万円以上の修理費用につながる場合がある。

そのなかでも油圧警告灯は、即時対処が求められる警告に該当する。原因が多様なため、正しい判断の順序をあらかじめ知っておくことが重要だ。

引用:ゲッティイメージズ
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色が異なれば意味も異なる

油圧警告灯は点灯の色によって対処方法が異なる。赤色警告灯が点灯した場合は、直ちに安全な場所に停車し、エンジンを切るべきだ。油圧が危険な水準まで低下した状態で走行を続けると、エンジン内部の潤滑が途切れ、取り返しのつかない損傷につながるおそれがある。

一方、黄色またはオレンジ色の警告灯は、即時停車よりも近くの整備工場への持ち込みが推奨されるレベルにある。ただし、色だけで深刻さを断定せず、オーナーズマニュアルで該当警告の意味を必ず確認する必要がある。

原因は多様、オイル補充だけでは解決しない

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油圧警告灯が点灯する原因は、オイル量の不足だけにとどまらない。オイルが劣化して粘度が低下した場合にも油圧が形成されず、オイルポンプの老朽化で油圧供給自体が途切れたり、メインベアリング(メタル)の摩耗によりオイル回路に漏れが生じたりする場合もある。

一方、油圧センサー自体に不具合がある場合は、オイルが正常な状態でも警告灯が点灯することがある。このように原因が多様なため、指定外のオイルを独断で補充すると、かえって状態を悪化させるおそれがある。点検前に車両のオーナーズマニュアルで、当該車両に適合したオイル規格を確認しておくことが先決だ。

交換周期を守ることが最善の予防策だ

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エンジンの油圧トラブルの多くは、交換周期を守らないことに起因する。ガソリン車は7,000〜1万5,000kmまたは1年、ディーゼル車は1万kmまたは1年が目安とされる。合成油は交換周期が長いが、鉱油は比較的交換頻度が高くなる。

短距離の繰り返し走行、極寒・酷暑環境、未舗装道路走行が多いいわゆるシビアコンディション下では、基準周期の半分程度への短縮が推奨されている。近年は一部車種でオイルレベルゲージ(ディップスティック)を廃し、電子式センサーで油量を確認する機構を採用したモデルも登場しているが、定期的な交換周期を守るという原則は変わらない。

引用:ゲッティイメージズ
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油圧警告灯は、エンジンが発する重大な異常信号である。放置した場合に発生する修理費用は数十万円から100万円を超えることも少なくない一方、交換周期を継続的に管理するコストはその数分の一に過ぎない。

警告灯が点灯した際はまず色を確認して速やかに対処し、その後整備工場で原因を正確に把握することが重要だ。

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