
【引用:ゲッティイメージズ】米国のエネルギー関連データと整合する実走行テストにより、冬季においても電気自動車の燃料コスト優位性が確認された。氷点下10度の夜間に約200kmを走行しヒーターを使用した条件下で、電気自動車のエネルギーコストは約9〜10ドル(約1,350〜1,500円)水準にとどまり、同条件のガソリン車は約15〜16ドル(約2,250〜2,400円)に達した。一般に冬季はバッテリー効率低下が懸念されるが、実測ベースでは内燃機関車を上回る経済性が維持されている点が示されている。

【引用:Depositphotos】実験の信頼性を高めるため、燃料方式のみが異なる同一モデルを用い、タイヤサイズおよび空気圧を統一した条件でテストが実施された。走行条件は氷点下10度の夜間約200kmで、1回目はヒーター使用、2回目はヒーター未使用とした。ヒーター使用時には電気自動車が約9〜10ドル(約1,350〜1,500円)、ガソリン車が約15〜16ドル(約2,250〜2,400円)となり明確な差が確認され、ヒーター未使用時にはその差がさらに拡大した。条件管理を徹底した比較である点が、この結果の客観性を支えている。

【引用:ゲッティイメージズ】冬季における電気自動車の効率低下は主に二つの要因に分けられる。一つはヒーター使用による約12%のエネルギー消費増であり、エンジン排熱を利用できるガソリン車とは構造的に異なる。もう一つは低温環境下でリチウムイオンバッテリーの化学反応が鈍化することによる約6%の効率低下である。ヒーターを使用しない場合でも一定の効率低下は避けられないが、その影響は限定的であることが実測値から示されている。

【引用:ゲッティイメージズ】これらの結果は、米エネルギー省やRecurrentAuto、ConsumerReportsなどが公表している既存研究とも整合する。米エネルギー省は低温環境下でヒーター未使用時に約8%の走行距離低下、空調使用時にはより大きな低下が生じると報告しているが、それでも総合的な燃料コストでは電気自動車が有利と結論づけている。今回のテストは単一事例ではあるものの、冬季においても電気自動車の経済性が成立することを示す実証データとして位置づけられる。