
中国のEV大手BYDが、2026年初頭に発売を控えた新型フラッグシップ電気自動車(EV)2車種の画像を初公開した。今回公開されたモデルはセダン型の「シール08(Seal08)」とSUV型の「シーライオン08(Sealion08)」である。BYDは先月の「オーシャン・デー」イベントでこれらの登場を予告しており、2026年第1四半期の正式発売を通じて、プレミアムEV市場での影響力拡大を図る計画だ。
◇オーシャンシリーズの頂点、大型化と高級感あふれるデザイン
新型フラッグシップモデルは、BYDの「オーシャン(Ocean)」ラインナップの中で最高級の位置を占める。公開された画像によると、「シーライオン08」は英ランドローバーの「レンジローバー」を彷彿とさせる堂々とした外観を持つ。これはBYDのラグジュアリーサブブランドである「デンザ(騰勢)」の「N8L」と類似したデザイン言語を共有した結果だ。
車体サイズでも明確な違いを見せている。現行の「シーライオン07」がテスラ「モデルY」と同等のサイズであったのに対し、「シーライオン08」はそれより大きな車体と長いホイールベースを確保し、広々とした室内空間を提供する。セダンモデルの「シール08」も現行の「シール06」より全長と全幅が増し、大型セダン市場を標榜している。

◇王朝シリーズと同時攻勢テスラとの差を広げる
BYDは「オーシャン」シリーズだけでなく、「王朝(Dynasty)」サブブランドでもフラッグシップモデルの発売を準備中だ。今年上半期中に大型SUVの「唐(タン)9」と大型セダンの「漢(ハン)9」を発表する予定である。この攻撃的な新車投入戦略は、2025年に達成した圧倒的な販売実績に基づいている。
BYDは2025年の1年間で約225万台の純電気自動車(BEV)を販売し、テスラを60万台余り引き離した。2026年には今回公開したフラッグシップモデルを含め、電動スーパーカー、高級ピックアップトラック、小型SUVなど、全方位的なラインナップ拡充で市場シェアをさらに高める見込みだ。
◇新時代の幕開けと技術革新
BYD関係者は今回の新車公開について、「大胆な進化を通じた新時代の幕開けだ」と説明した。具体的な価格や詳細な仕様はまだベールに包まれているが、業界では次世代「ブレードバッテリー」と高性能モーター、そして強化された自動運転支援システムが搭載されると予想している。