
米有力消費者メディア「コンシューマー・レポート」の年次自動車評価で、日本ブランドが高い評価を受け、存在感を改めて示した。
4日(現地時間)、コンシューマー・レポートが発表した米国内の自動車ブランド総合評価ランキングで、スバルが総合スコア82点を獲得し、全31ブランド中1位に選ばれた。
2位にはBMW、3位にはポルシェ(79点)が続いた。さらに上位6位圏内にはホンダ(76点)、トヨタ(75点)、レクサス(75点)と、日本ブランドが複数ランクインした。
前回の評価と比べると、ホンダは1段階、トヨタは4段階順位を上げた一方、レクサスは3段階順位を下げたものの、依然として上位グループを維持している。
また、テスラは前回から8段階順位を上げ、10位に入るなど、今回の評価で目立つ上昇を見せた。
このブランド評価は、コンシューマー・レポートが独自に実施した道路走行テスト、安全性評価、長期信頼性データ、さらにオーナー満足度アンケートの結果を総合して算出されたものだ。
同メディアの自動車上級ディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は1位となったスバルについて「走行性能や快適性だけでなく、試乗では見えにくい部分でも高い完成度を示している。実績のある部品を共有し、一貫した信頼性を確保している点が評価された」とコメントした。
テスラの順位上昇についてもフィッシャー氏は「時間の経過とともに信頼性が向上した結果」と分析し、頻繁な大規模設計変更を抑えた点が評価につながったと説明している。
一方、今回の評価では、ハイブリッド車が電気自動車や内燃機関車と比べても、依然として高い総合評価を維持している点が特徴として挙げられた。