マスタングが「化け物」に!?アラブ王族が依頼した衝撃カスタム、その正体はピックアップとの異種格闘技

衝撃的なビジュアルのカスタムカー

マスタングがここまで変貌

所有者の正体に驚きの声

引用:Instagram@larry_chen_foto

マッスルカーの代名詞、フォード・マスタング。国内でも人気を誇るこの車は、60年以上の歴史が生み出した膨大なチューニングデータを持つ。そのため、多くのチューナーがマスタング用パーツを扱い、カスタムカーショーでは規模を問わず様々なマスタングが姿を見せる。

だが、最近目撃されたある車両を見ると、果たしてマスタングと呼べるのかという疑問が浮かぶ。フロントにはマスタングの面影を残すものの、巨大で背高な車体を含む他の要素は見慣れないものばかり。異様なビジュアルに「所有者は一体誰なのか」という声も上がっている。この車の製作過程と所有者の正体、双方に驚きの声が寄せられている。

引用:Carscoops
引用:Instagram@larry_chen_foto

ラムピックアップとマスタングの融合

アラブ王族からの依頼で製作

SNSで話題沸騰のこの車両、実はマスタングではない。ダッジ・ラムのピックアップトラックのシャシーにマスタングのボディを載せたカスタムカーで、両ブランドの名を組み合わせて「ラムマス(Rammus)」と呼ばれている。ラムマスは数年前、UAEのある王族が現地の自動車デザイナー、フセイン・アルバガリ氏に依頼して製作された。

この王族は2015年型マスタングを1920年代の豪華クーペスタイルに仕立ててほしいという破天荒な要望を出したという。2017年にラムマスのレンダリングが公開され、約7ヶ月の改造を経て実車が完成。製作過程の写真からは、ラムピックアップのラダーフレームにマスタングのボディがそのまま載せられている様子が確認できる。

引用:Carscoops
引用:Instagram@larry_chen_foto

1920年代の雰囲気を強調

電動ソフトトップは健在

マスタングのフロントはラムピックアップの全長に合わせて延長され、高さの差は追加のボディパネルとオーバーフェンダーで調整された。ベース車両となったマスタングはオープンカー仕様で、電動ソフトトップは現在も作動するという。張り出した両サイドのフロントフェンダーにはそれぞれスペアタイヤを搭載し、1920年代の雰囲気を演出している。

リアビューはさらに異様な姿を見せる。マスタングのリアセクションがまるで溶けて貼り付いたかのように中途半端な高さにあり、その下には巨大なリアバンパーとけん引フックが備わる。特注のリアフェンダーは、修理費用や整備性を度外視したかのように、バンパーと一体化して製作されている。

引用:Instagram@larry_chen_foto
引用:Instagram@larry_chen_foto

四駆システムをそのまま採用

製作費用は不明も高額か

パワートレインはマスタングではなく、ラムピックアップのものをそのまま流用。6.4L V8ヘミエンジンがATと組み合わされ、四駆システムも維持されている。車体が大幅に拡張されたため、エンジンルーム内は床が見えるほどの余裕がある。フロントの両端には、車両感覚を把握するためのポール状の棒が追加されている。

ラムマスの製作費用は明らかになっていない。だが、裕福なUAEの王族の財力を考えれば、相当な額が投じられたとみられる。ネット上では「せめてAI画像だと言ってくれ」、「金が有り余ると、こんなものまで作るのか」、「本当に奇怪だ」など、様々な反応が寄せられている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-33671717-thumb
「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
CP-2023-0065-33665036-thumb
EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
CP-2023-0065-33674920-thumb
「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
CP-2023-0065-33663958-thumb
「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
CP-2023-0065-33673794-thumb
フォードCEOが告白、年収1,800万円でも“5,000人の技術職”が埋まらない衝撃
CP-2023-0065-33665757-thumb
「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由
CP-2023-0065-33642798-thumb
「テスラ超えは本当か」BMW i4が見せた“3.6秒の反撃”、航続536kmの衝撃
CP-2023-0065-33633320-thumb
「3億ドルの刃」がポルシェ直撃、法廷で暴かれる“高級化の闇”
  • アクセスランキング

    「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
    EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
    「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
    「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
    フォードCEOが告白、年収1,800万円でも“5,000人の技術職”が埋まらない衝撃
    「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由
    「テスラ超えは本当か」BMW i4が見せた“3.6秒の反撃”、航続536kmの衝撃
    「3億ドルの刃」がポルシェ直撃、法廷で暴かれる“高級化の闇”
    冬の朝、“壊れる車”に共通していたのはたった1分のミス
    EVバッテリー“突然死”の真相、メーカーが語らない隠れルールが浮上

    最新ニュース

    CP-2023-0065-33671717-thumb
    「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
    CP-2023-0065-33665036-thumb
    EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
    CP-2023-0065-33674920-thumb
    「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
    CP-2023-0065-33663958-thumb
    「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
    CP-2023-0065-33673794-thumb
    フォードCEOが告白、年収1,800万円でも“5,000人の技術職”が埋まらない衝撃
    CP-2023-0065-33665757-thumb
    「米国で売れ過ぎて在庫が消える」トヨタが歴代最高益を叩き出した理由

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33663122-thumb
    冬の朝、“壊れる車”に共通していたのはたった1分のミス
    CP-2024-0164-33739499-thumb
    EVバッテリー“突然死”の真相、メーカーが語らない隠れルールが浮上
    CP-2024-0181-33476588-thumb
    エンジン過熱、初動を誤れば数十万円損失、運転者が知らない致命的リスク
    CP-2023-0065-33662871-thumb
    「踏んでも止まらない」制動が突然消える“見えない死角”に、専門家が示した不安
    CP-2024-0164-33720445-thumb
    「なぜDだけが消えた?」メルセデスが30年守り続けた封印の理由、CとEの間に隠された戦略とは
    CP-2024-0164-33720404-thumb
    EVの核機能ワンペダル、便利さの裏で“誤操作急発進”が世界で問題化