「実は戦場生まれだった」… 軍用車から高級SUVへ成り上がった名車5選

引用:ジープ
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自動車の歴史には軍用車両から出発し、民間市場で大きな人気を得たモデルが少なくない。険しい地形を走破できる高い耐久性と優れた走行性能が一般消費者にも魅力的に映ったからだ。

最も代表的な例はジープだ。ウィリス・オーバーランドは第二次世界大戦中にアメリカ軍の軽量偵察車両を生産し、戦争終結後、これを民間用に改良したCJ-2Aを発表した。

引用:シャッターストック
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農業用多目的車両として販売されたCJ-2Aは、その後ジープブランドの出発点となり、その系譜は今日のラングラーへと続いている。ラングラーは今もジープを代表する正統派オフローダーとしての地位を確立している。

メルセデス・ベンツ Gクラスもまた軍用プロジェクトから誕生した。1970年代にイランの軍用車両開発の要請を契機に開発が始まったが、イラン革命により当初の計画が頓挫し、民間市場に登場することになった。

引用:ゲッティ
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その後Gクラスは高級SUVへと進化したが、ラダーフレームやローレンジギア、ロック式ディファレンシャルなど正統派オフローダーの核心構造は今も維持している。AMGモデルや高性能派生モデルも登場し、ラグジュアリーSUVの象徴としての地位を確立した。

ランボルギーニ LM002は軍用車両開発プロジェクトが民間モデルに繋がった独特な例だ。ランボルギーニは1970年代にアメリカ軍用車両の開発に参加したが、プロジェクトが頓挫し、その後コンセプトを発展させて1986年にLM002を発売した。

引用:ゲッティ
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カウンタックに搭載された5.2L V12エンジンを採用したLM002は、当時でも破格の高性能SUVだった。生産台数は301台に過ぎなかったが、現時点ではランボルギーニの歴史上最も希少なモデルの一つと評価されている。

ハマーH1は軍用車両が民間市場に直接移行した代表的な例だ。AMゼネラルがアメリカ軍用高機動多用途車両HMMWVを開発し始めたことから始まり、湾岸戦争の際にテレビを通じてハンヴィーの姿が広く知られるようになり、民間用モデルへの関心も高まった。

引用:シャッターストック
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映画俳優アーノルド・シュワルツェネッガーも民間用ハンヴィーの発売を要求した人物として知られている。1992年に登場したH1は軍用モデルとかなりの数の機械部品を共有し、独特な存在感を示した。その後H2とH3が追加されたが、2006年にH1の生産が終了し、原点モデルの時代も幕を閉じた。

トヨタ ランドクルーザーの始まりも軍用車両と関わりがある。朝鮮戦争中にアメリカ軍の要求に応じて開発されたトヨタBJがその出発点だ。軍用車両の供給には失敗したが、トヨタはこれを民間市場に転用し、1954年にランドクルーザーという名前を付けた。

引用:シャッターストック
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その後、優れた耐久性と悪路走行性能を前面に出し、世界的なオフローダーとして成長した。特にアフリカや中東などでは、古いランドクルーザーが数十年経った今でも現役で運用されるほど耐久性が認められている。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

結局、軍用車両に求められた耐久性と悪路走行能力が民間消費者にも強力な商品性となったわけだ。一部のモデルは高級SUVや高性能車両に変身したが、オフロードで耐えられる基本性能は今もブランドを代表するアイデンティティとして残っている。

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