静かに走る「大人の高級車」がここまで変わるとは… 新型「レクサスES」、予想図から読み解く変貌

レクサスの定番モデル「ES」
フルモデルチェンジ目前か
話題の予想CGをチェック

引用: YouTube「AA-CARS」

韓国市場におけるプレミアム輸入車のロングセラーモデルとして知られるレクサス「ES」。2023年には6,558台を販売し、レクサスブランド全体の販売をけん引した。同車は現行型が2018年に登場してからすでに7年が経過しているが、その人気はいまだ健在だ。

前輪駆動プラットフォームによる広々とした室内空間、レクサスらしい高い静粛性と乗り心地、そして信頼性の高さが支持を集めてきた要因だ。しかしモデルチェンジの時期が近づく中で、次期モデルへの関心も高まっている。そんな中、フルモデルチェンジ版となる新型「ES」の予想CGが公開され、大きな注目を集めている。以下、その詳細を見ていく。

引用:レクサス
引用: YouTube「AA-CARS」

AIが描いた新型「ES」
フロントデザインに大きな進化

自動車のCGレンダリングで知られるYouTubeチャンネル「AA-CARS」が、新型ES350の予想CGを公開。昨年11月、レクサスは中国市場専用として2次フェイスリフトモデルを発表したが、韓国やグローバル市場では本格的なフルモデルチェンジを求める声が強まっていた。今回のCGはAI技術を活用して作成されたもので、レクサス現行ラインナップと、今後のコンセプトモデルの要素を組み合わせたものとされている。

フロントマスクは、従来のスピンドルグリルから大胆に変化し、台形グリルを採用。シャープな形状のヘッドライトとの組み合わせで、より現代的かつ洗練された印象を与える。グリルパターンは水平ラインを基調とし、5本スポークのスポーティなホイールとともに、若々しさも感じさせるデザインに仕上がっている。組み合わせることで、より若々しい印象を演出している。

引用: YouTube「AA-CARS」
引用: YouTube「AA-CARS」

リアはファストバック調
室内は高級感と実用性を両立

リアセクションはファストバック風の緩やかなルーフラインが印象的で、スリムなシルエットが際立つ。細身のテールランプは先進性を感じさせつつも、しっかりとした重厚感も演出。バンパーには縦型エアベントが取り入れられ、下部にはブラックのハイグロス仕上げパネルがスポーティさを強調する。

インテリアは、現行モデルの基本レイアウトを引き継ぎながらも、より使いやすくアップデートされた印象。センターディスプレイはダッシュボードから独立させて大型化され、レクサスの象徴だったアナログ時計は廃止された。また、センターコンソールの操作系はドライバーを中心に再配置され、信頼性重視で従来の機械式シフトレバーも継続採用。両サイドにあしらわれたレザー素材が、上質な空間演出にひと役買っている。

引用:ウィキペディア
引用:レクサス

韓国販売仕様を確認
パワートレインや価格をチェック

なお、現在中国以外の市場で販売されているESは2021年のマイナーチェンジ以降、同じデザインが継続されている。スペックを見てみると、全長4,975mm×全幅1,865mm×全高1,445mm、ホイールベースは2,870mm。現代自動車・グレンジャーなど韓国国内の準大型車と比較してもややコンパクトで、市街地での取り回しにも優れるサイズ感だ。

韓国で販売中のESは300hのハイブリッド仕様のみで、グレードは「ラグジュアリープラス」と「エグゼクティブ」の2種類。パワートレインは2.5L直列4気筒ガソリンエンジンとモーターの組み合わせで、システム出力は218馬力。燃費はJC08モードで17.2km/Lとなっている。価格はラグジュアリープラスが6,725万ウォン(約668万円)、エグゼクティブが7,188万ウォン(約714万円)で展開中だ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2022-0212-34000960-thumb
「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
CP-2022-0212-34000959-thumb
登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
CP-2023-0065-34001050-thumb
「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
CP-2023-0065-33984468-thumb
「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速
CP-2022-0212-33997657-thumb
新エネ車1,490万台規模に急拡大、中国市場が先に50%超 ガソリン時代は終わるのか
CP-2023-0397-33998259-thumb
日産「エクステラ復活」内燃機関のみはなし、HEVかPHEVか“決断未定”が焦点に
CP-2025-0057-33992911-thumb
「RAV4がガソリン廃止」トヨタHV一本化で値下げ、北米発の価格戦争が始まるのか
CP-2023-0059-33992550-thumb
ホンダ2027年AI自動運転を国内投入、地図なし走行はどこまで安全か?
  • アクセスランキング

    「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
    登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
    「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
    「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速
    新エネ車1,490万台規模に急拡大、中国市場が先に50%超 ガソリン時代は終わるのか
    日産「エクステラ復活」内燃機関のみはなし、HEVかPHEVか“決断未定”が焦点に
    「RAV4がガソリン廃止」トヨタHV一本化で値下げ、北米発の価格戦争が始まるのか
    ホンダ2027年AI自動運転を国内投入、地図なし走行はどこまで安全か?
    「あれ、動かない?」ウェイモ無人タクシーが同時停止、AIはなぜ互いを避けられなかったのか
    日産が英Wayveと最終契約、次世代ProPILOTで出発から目的地までAI運転へ

    最新ニュース

    CP-2022-0212-34000960-thumb
    「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
    CP-2022-0212-34000959-thumb
    登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
    CP-2023-0065-34001050-thumb
    「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
    CP-2023-0065-33984468-thumb
    「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速
    CP-2022-0212-33997657-thumb
    新エネ車1,490万台規模に急拡大、中国市場が先に50%超 ガソリン時代は終わるのか
    CP-2023-0397-33998259-thumb
    日産「エクステラ復活」内燃機関のみはなし、HEVかPHEVか“決断未定”が焦点に

    主要ニュース

    CP-2025-0248-33972365-thumb
    「あれ、動かない?」ウェイモ無人タクシーが同時停止、AIはなぜ互いを避けられなかったのか
    CP-2022-0212-33970289-thumb
    日産が英Wayveと最終契約、次世代ProPILOTで出発から目的地までAI運転へ
    CP-2023-0065-33976472-thumb
    「ブレーキなしで止まる?」ベンツが切った電気モーターの一手でEV設計は変わる
    CP-2025-0293-34056329-thumb
    テスラの一手がLAで可視化、ロボタクシー構想は現実段階へ
    CP-2025-0293-34056327-thumb
    ベントレー初の量産EVがスパイショットで露出、ベンテイガより小さい電動SUVの正体は
    CP-2023-0065-33980477-thumb
    「米国再進出の可能性も?」低価格イメージを覆した日産ヴァーサの反転