小型セダンの大本命、新型ディザイア堂々デビュー!グローバルNCAP最高評価&装備充実の「本気」モデルが激戦インド市場で圧倒的人気

スズキの小型セダン「ディザイア」

インド市場で125万円から発売

手頃な価格で充実の装備を実現

引用:YouTubeチャンネル「The Car Show」

スズキのインド法人マルティ・スズキ(Maruti Suzuki)は11日、小型セダン「ディザイア(Desire)」の新型を発表した。2008年3月、スイフトをベースに開発され登場したディザイアは、今回で4代目となる。

同車はインド市場で発売以来270万台以上を販売。全長4,000mm未満の小型セダンとしては最多の販売実績を記録している。ディザイアの車体寸法は全長3,995mm、全幅1,735mm、全高1,525mm、ホイールベース2,450mmとなっている。

引用:Autocar Professional
引用:Autocar Professional

1.2L 3気筒エンジンを搭載

外観も刷新

従来モデルと比べ全長、全幅、ホイールベースは変わらないものの、全高は10mm高くなった。次期スイフトに搭載される1.2L 3気筒自然吸気エンジンを採用し、最高出力82PS、最大トルク11.0kg-mを発生。トランスミッションは5速MT、5速ATが用意され、駆動方式はFFとなる。

外観は特にフロントマスクが一新され、ラジエーターグリルを大型化。シャープなヘッドライトを採用し、ベースモデルのスイフトが持つ愛らしさを一掃した。先鋭的なヘッドライトの間には光沢のあるブラックのバンドラインを配し、一体感を演出している。

引用:Instagram@gaadiwaadi
引用:Instagram@gaadiwaadi

大型化されたフロントグリル

スポーティなバンパーを採用

フロント中央にはスズキのエンブレムとシルバーラインでアクセントを付加。台形のグリル内部には横基調のパターンを採用し、フォグランプ周りのブラック処理と立体的なバンパー形状でスポーティさを強調している。サイドビューでは背の高いウインドーラインがBピラーから後方へと流れる。

サイドガラスを細く、リアバンパーを高めに設定し、クーペライクなルーフラインを採用することで、後方へ向かって引き締まった印象を表現。小型セダンながら、デザイン処理によってスポーティなプロポーションを実現した。リアエンドは「T」型のテールランプデザインが特徴的で、ランプ間にバンドラインを設けることでフロントとの統一感を表現している。

引用:Instagram@gaadiwaadi
引用:Instagram@gaadiwaadi

9インチディスプレイを採用

木目調パネルで質感向上を図る

室内はスイフトと共通したダッシュボード構成を採用。中央に9インチディスプレイを配置し、その下に吹き出し口とエアコン操作部の物理ボタンを横一列に並べている。インテリアの一部に木目調パネルを採用し、お求めやすい価格帯ながら上質感の演出を図っている。

ディスプレイはワイヤレスAndroid AutoとApple CarPlayに対応。さらに、従来モデルで指摘された安全性を補強するため、6エアバッグ、横滑り防止装置(ESC)、歩行者保護装置などを標準装備とした。これら安全装備を強化したディザイアは、グローバルNCAPの衝突安全性評価で最高の5つ星を獲得。上級グレードではオートエアコン、全方位カメラ、ワイヤレス充電、電動サンルーフ、スズキコネクトなどの装備も用意される。価格は67万9000ルピー(約125万円)から101万4000ルピー(約187万円)に設定された。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-33912451-thumb
「このまま中国車になるのでは?」 フォルクスワーゲン、欧州を離れ中国集中へ
CP-2022-0212-33896562-thumb
「家族もEVも諦めない」新型GLBが示したベンツの覚悟
CP-2023-0065-33902653-thumb
メルセデス・ベンツCLAが電動化へ、600km航続と5分充電が示す次の一手
CP-2022-0212-33899522-thumb
「まだ終わらせない」トヨタの切り札GR GT、V8ハイブリッドが選ばれた理由
CP-2023-0065-33898471-thumb
「25%関税の衝撃」トランプ圧力8か月、日本と欧州が15%で踏みとどまった理由
CP-2023-0065-33905179-thumb
日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間
CP-2023-0186-33907556-thumb
冬の朝に増える“立てワイパー”、メーカー設計とズレた使い方が痛手に
CP-2024-0164-33996128-thumb
「来年、本当のEV戦争が始まる」第3世代電気自動車に世界が注目する理由
  • アクセスランキング

    「このまま中国車になるのでは?」 フォルクスワーゲン、欧州を離れ中国集中へ
    「家族もEVも諦めない」新型GLBが示したベンツの覚悟
    メルセデス・ベンツCLAが電動化へ、600km航続と5分充電が示す次の一手
    「まだ終わらせない」トヨタの切り札GR GT、V8ハイブリッドが選ばれた理由
    「25%関税の衝撃」トランプ圧力8か月、日本と欧州が15%で踏みとどまった理由
    日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間
    冬の朝に増える“立てワイパー”、メーカー設計とズレた使い方が痛手に
    「来年、本当のEV戦争が始まる」第3世代電気自動車に世界が注目する理由
    「最先端だからといって最善ではない」便利の裏で広がるユーザーの不満連鎖
    「中国EVだけじゃない」英国補助金で日産が仕掛けた価格反撃、コスパ勢力図が変わる

    最新ニュース

    CP-2023-0065-33912451-thumb
    「このまま中国車になるのでは?」 フォルクスワーゲン、欧州を離れ中国集中へ
    CP-2022-0212-33896562-thumb
    「家族もEVも諦めない」新型GLBが示したベンツの覚悟
    CP-2023-0065-33902653-thumb
    メルセデス・ベンツCLAが電動化へ、600km航続と5分充電が示す次の一手
    CP-2022-0212-33899522-thumb
    「まだ終わらせない」トヨタの切り札GR GT、V8ハイブリッドが選ばれた理由
    CP-2023-0065-33898471-thumb
    「25%関税の衝撃」トランプ圧力8か月、日本と欧州が15%で踏みとどまった理由
    CP-2023-0065-33905179-thumb
    日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間

    主要ニュース

    CP-2024-0164-33967268-thumb
    「最先端だからといって最善ではない」便利の裏で広がるユーザーの不満連鎖
    CP-2023-0065-33894976-thumb
    「中国EVだけじゃない」英国補助金で日産が仕掛けた価格反撃、コスパ勢力図が変わる
    CP-2024-0164-33967229-thumb
    多くが知っているはずのタイヤ空気圧、側面表示が基準にならない構造的理由
    CP-2025-0248-33891493-thumb
    「Gクラスがカブリオレ化」北欧で幌と剛性を限界検証、弱点はどこか
    CP-2023-0065-33890392-thumb
    発電機や作業機の象徴だった古いエンジン、GMが“常識破壊”でEV時代に引きずり出す
    CP-2023-0065-33890088-thumb
    「冬の朝に差が出る」ガソリンとディーゼル、暖房はどちらが有利か