「ファイナルエディション」フォルクスワーゲン、トゥアレグ内燃機関モデルに幕…次期「ID.トゥアレグ」で電動時代へ

【引用:フォルクスワーゲン】フォルクスワーゲンはフラッグシップSUV「トゥアレグ」の内燃機関モデルの生産を2026年に終了すると公式に発表した。20年以上にわたりブランドの技術力を象徴してきたトゥアレグは、今回登場する「ファイナルエディション」をもってその歴史に終止符を打つ。ただし、トゥアレグという名前自体は存続し、将来的に電動SUVとして新たに登場する予定だ。

【引用:フォルクスワーゲン】この「ファイナルエディション」は単一の限定モデルではなく、トゥアレグ全グレードに共通して設定される特別仕様となる。外観ではリアウィンドウフレームに「Final Edition」の刻印が施され、内装ではドアスカッフプレートやダッシュボードトリム、レザー製ギアノブなどに同様のエンブレムが入る。ディテールの随所に「最後のトゥアレグ」であることを感じさせる仕立てだ。

【引用:フォルクスワーゲン】ベースグレードのトゥアレグには、18ウェイ電動シートや曲面デジタルインフォテインメントディスプレイ、18インチアルミホイールが標準装備される。さらに、前方衝突防止支援や車線維持アシストなどの最新運転支援システムも搭載し、安全性と快適性を高いレベルで両立している。

【引用:フォルクスワーゲン】上位仕様の「エレガンス」では、マトリックス式「IQ.LIGHT」LEDヘッドライトや3Dテールランプ、マルチカラーアンビエントライトを採用。ウッドまたはアルミインテリアトリム、クローム仕上げのエキゾーストフィニッシャーなどにより、プレミアムSUVとしての存在感を強調している。

【引用:フォルクスワーゲン】スポーティ志向の「Rライン」は、専用バンパーやシートデザインで差別化されている。最上級仕様の「トゥアレグRハイブリッド」は、フォルクスワーゲンが培ってきた技術を結集したモデルで、22インチホイールやブルーキャリパー、プラグインハイブリッドシステムを採用。システム総出力462馬力、最大トルク70.0kgmを発揮する。

【引用:フォルクスワーゲン】ドイツ本国での販売価格は、ベースグレードが75,025ユーロ(約1,320万円)から、Rハイブリッドが103,005(約1,815万円)ユーロとなっている。「ファイナルエディション」の注文受付は2026年3月末まで行われる予定だ。

【引用:フォルクスワーゲン】トゥアレグは元会長フェルディナント・ピエヒ氏の主導で誕生したモデルで、フォルクスワーゲンが高級SUV市場へ参入する転機となった。2005年には自動運転技術を搭載したプロトタイプ「スタンレー」が米国DARPAチャレンジで優勝し、2006年にはV10 TDIモデルがボーイング747を牽引してその性能を証明。さらに2009年から2011年にかけてダカール・ラリーで3連覇を達成するなど、モータースポーツの歴史にも名を刻んだ。

【引用:フォルクスワーゲン】業界関係者によると、「ID.トゥアレグ」と呼ばれる電動SUVが2029年に登場する見込みだ。この新型モデルはフォルクスワーゲンの次世代SSPプラットフォームを採用し、電動SUVラインナップの頂点に位置づけられる予定である。トゥアレグの精神を継ぐ“新たな旗艦”として、ブランドの次の時代を担う存在になるだろう。

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