【ポルシェ】次期718ケイマン/ボクスター、EV計画を延期…内燃機関モデルが復活へ

【引用:YouTube@lars_o_saeltzer】ポルシェが次世代718シリーズの開発方針を見直した。718ケイマンおよび718ボクスターの電気自動車(EV)計画を延期し、再び内燃機関モデルを投入する方針を固めた。これは、近年欧州や中国でEV需要が伸び悩む中、生産の柔軟性と市場対応力を確保するための決定だ。海外報道によると、次期718はシングルおよびデュアルモーター仕様のEVに加え、ガソリンエンジン搭載モデルも併売される見込みで、上位車種911と一部の構成を共有する可能性があるという。

【引用:YouTube@lars_o_saeltzer】新型718ケイマンGT4 RSおよびボクスター・スパイダーRSでは、911(992.2)GTSと同系のパワートレインを採用するとの見方もある。これは電気モーターと3.6リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを組み合わせたハイブリッドユニットで、最高出力532馬力、最大トルク61.0kg·mを発揮。現行の4.0リッター自然吸気ユニット(493馬力)を上回る性能を備えるとされる。ボクスターRSは0-97km/h加速を3.2秒でこなし、最高速度は307km/hに達するなど、軽量ミッドシップの特性を最大限に活かしたモデルとして位置づけられている。

【引用:YouTube@lars_o_saeltzer】ポルシェは911がリアエンジンを維持する一方で、718シリーズでは伝統のミッドシップレイアウトを堅持する方針だ。本来、次期718はEV専用プラットフォームで設計されていたが、社内評価段階でドライビングフィールや重量バランスに課題が残ったとされる。その結果、完全EVモデルのデビューは延期され、ガソリン仕様の復活を含む再調整が行われている。こうした判断は、排出ガス規制と生産コストのバランスを取りつつも、「ポルシェらしい走り」を維持する狙いがある。

【引用:YouTube@lars_o_saeltzer】現時点で次世代718は2026年に正式発表、2027年モデルとして発売される可能性が高い。外観はデザイナー「@lars_o_saeltzer」によるレンダリングに近いとされ、シャープなヘッドライト、縦型フィンを備えたフロント、リア前方のエアインテーク、スリムなテールライトが特徴的だ。現段階ではカモフラージュを施したプロトタイプの姿しか確認されていないが、その造形はすでに高い完成度を示していると評価されている。次期718が内燃機関の復帰によってどのように走りの原点を再定義するか、注目が集まっている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2025-0055-33698712-thumb
【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論
CP-2023-0065-33690356-thumb
「エンジン車とは別世界」EVユーザーが最初に理解すべき“根本の違い”
CP-2023-0065-33705129-thumb
「100円で守れる冬の視界」知らなければ事故も…ワイパー不調の“真犯人”
CP-2023-0342-33680581-thumb
トヨタ「米国だけが救いだ」欧州で韓国に敗北、EV遅延が招く“覇権逆流”
CP-2024-0164-33792116-thumb
「ASは数週間待ち」独車のはずが…VWで広がる“絶望の声”
CP-2024-0164-33792148-thumb
「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発
CP-2023-0065-33693899-thumb
「誰が勝てないと言った?」V8を直線加速でねじ伏せた“4気筒”の5モデル
CP-2025-0252-33686837-thumb
【冬の寒波警報】知らぬ間に奪われる“車の体力”、始動不能を呼ぶ3つの兆候
  • アクセスランキング

    【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論
    「エンジン車とは別世界」EVユーザーが最初に理解すべき“根本の違い”
    「100円で守れる冬の視界」知らなければ事故も…ワイパー不調の“真犯人”
    トヨタ「米国だけが救いだ」欧州で韓国に敗北、EV遅延が招く“覇権逆流”
    「ASは数週間待ち」独車のはずが…VWで広がる“絶望の声”
    「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発
    「誰が勝てないと言った?」V8を直線加速でねじ伏せた“4気筒”の5モデル
    【冬の寒波警報】知らぬ間に奪われる“車の体力”、始動不能を呼ぶ3つの兆候
    「始動直後に暖房を入れる習慣」冬のエンジンを急速に傷める危険な実態
    「凍える車内で我慢していたのに」節約が招いた“冬の逆効果”

    最新ニュース

    CP-2025-0055-33698712-thumb
    【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論
    CP-2023-0065-33690356-thumb
    「エンジン車とは別世界」EVユーザーが最初に理解すべき“根本の違い”
    CP-2023-0065-33705129-thumb
    「100円で守れる冬の視界」知らなければ事故も…ワイパー不調の“真犯人”
    CP-2023-0342-33680581-thumb
    トヨタ「米国だけが救いだ」欧州で韓国に敗北、EV遅延が招く“覇権逆流”
    CP-2024-0164-33792116-thumb
    「ASは数週間待ち」独車のはずが…VWで広がる“絶望の声”
    CP-2024-0164-33792148-thumb
    「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33688310-thumb
    「始動直後に暖房を入れる習慣」冬のエンジンを急速に傷める危険な実態
    CP-2023-0065-33678999-thumb
    「凍える車内で我慢していたのに」節約が招いた“冬の逆効果”
    CP-2023-0065-33682471-thumb
    「雪がなくても危険」普段使っていたタイヤが冬に性能が二倍落ちる理由
    CP-2024-0164-33758779-thumb
    【スパイショット】2026年デビューへ、EV化してもフェラーリの軸は揺れない
    25c0255_004-1024x680
    Sクラスが“自ら動くセダン”へ進化、ロボタクシー技術がついに高級車へ
    CP-2024-0164-33758640-thumb
    レクサスが“V8最後通告”、次世代クーペ統合でスポーツ体系が激変