「またリコール?!」フォード・ブロンコ、サスペンション腐食問題で15万台リコール 事故の危険性もあり、後輪異音や揺れを感じたら即点検を

フォード、サスペンション腐食問題でリコール

対象車種はブロンコ15万台

後輪が揺れる場合は即座に点検が必要

引用:en.carcheck.by

オフロード車は男心をくすぐる。過酷な地形をものともせず走り抜ける頑丈な車を見ると、胸の中に眠っていたロマンが呼び覚まされる。言い換えれば、オフロード車に求められるのは頑丈さと耐久性だ。そんなオフロード車のサスペンションに腐食問題が発生したとなれば、誰が信じるだろうか。

問題の主役はフォード・ブロンコだ。ブロンコはフォードへの信頼と独特のオフロード性能で多くのファンを獲得してきた。そのブロンコがサスペンションに欠陥が見つかり、15万台規模でリコールを行うことになった。この事態の詳細を見ていこう。

引用:Revolution Motors Edmonton
引用:Boyer Ford Trucks

ブロンコのサスペンション欠陥

深刻な場合は破損の恐れも

この欠陥はアメリカで発見された。サスペンション、特にリアショックアブソーバーに関する問題だ。フォードによると、リアショックアブソーバーの外部タンク、取り付けフランジ、ダンパーボディ間の部分が経年劣化により腐食する恐れがあるという。腐食が進行すると、リアショックアブソーバーの一部が破損する可能性がある。

フォードはこの欠陥による事故や負傷の報告は現時点ではないとしている。ただし、12月11日時点で551件の保証請求があったことを明らかにした。また、後輪付近で揺れや異音、液漏れを感じた場合はすぐにディーラーで点検するよう呼びかけている。

引用:Reddit
引用:Reddit

対象車種の詳細情報

解決策は依然「調査中」

このサスペンションの欠陥は全てのブロンコに該当するわけではない。2020年9月23日から2024年7月23日までに製造された2021年モデルのブロンコが対象だ。さらに、バッドランドトリムまたはサスカッチパックを装備した車両のみが該当する。フォードは合計14万9,449台のブロンコがリコール対象となると発表した。

しかし、サスペンション腐食の原因は未だ特定されていない。フォード側は調査が続いていることを明らかにし、具体的な解決策は示されていない。ただし、解決策が決まり次第、所有者に連絡するとしている。

引用:Motor Authority
引用:SNBC

ネットユーザーの懸念混じりの反応

フォードの信頼回復は可能か

ブロンコはフォードの代表的なオフロード車で、その頑丈さと信頼性が最大の魅力だった。しかし、今回のサスペンション腐食問題は単なる部品の欠陥を超え、車両の耐久性そのものに疑問を投げかける重大な事態になっている。最悪の場合、運転者だけでなく、他の道路利用者にも危険を及ぼす可能性がある。

ネットユーザーからは「サスペンションが腐食するなら、どうやって安心して乗れるのか」「フォードはベンチャー企業ではないのに、頻繁にリコールが発表されるのはおかしい」といった不満の声が上がっている。フォードはこのリコール問題を乗り越え、消費者の信頼を取り戻すことができるのだろうか。今後の対応とブランドイメージ回復戦略が注目される。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-32535565-thumb
【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
CP-2023-0070-32488483-thumb
【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
CP-2023-0397-32484846-thumb
【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
CP-2025-0133-32501452-thumb
ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
CP-2024-0164-32502362-thumb
【スクープ】メルセデス新型「ミニG」を初キャッチ!価格はGクラスより大幅ダウン、電動化で新市場狙う
CP-2024-0164-32502361-thumb
【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
CP-2025-0133-32501357-thumb
【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
CP-2023-0215-32484473-thumb
レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • アクセスランキング

    【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
    【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
    【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
    ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
    【スクープ】メルセデス新型「ミニG」を初キャッチ!価格はGクラスより大幅ダウン、電動化で新市場狙う
    【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
    【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
    レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
    「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
    【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した

    最新ニュース

    CP-2024-0164-32535565-thumb
    【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
    CP-2023-0070-32488483-thumb
    【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
    CP-2023-0397-32484846-thumb
    【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
    CP-2025-0133-32501452-thumb
    ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
    CP-2024-0164-32502362-thumb
    【スクープ】メルセデス新型「ミニG」を初キャッチ!価格はGクラスより大幅ダウン、電動化で新市場狙う
    CP-2024-0164-32502361-thumb
    【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用

    主要ニュース

    CP-2024-0164-32484135-thumb
    「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
    CP-2024-0164-32485039-thumb
    【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した
    CP-2024-0164-32485079-thumb
    「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発
    CP-2024-0164-32484001-thumb
    ホンダ新型「CR-V」、スポーティに進化!2027年型レンダリング公開…300馬力級PHEV投入の可能性も
    CP-2024-0164-32484018-thumb
    テスラ神話崩壊!米EVシェア「80%→38%」大暴落…フォード・GM・中国勢が王座に牙を剥く
    CP-2023-0273-32459007-thumb
    【IAA2025】ミュンヘン市街がモーターショー会場に…VW・メルセデス・BYDが最新EVと未来技術で激突