3000万円のマクラーレン570S、カローラとの衝突で「真っ二つ」に…最新カーボンボディも耐えきれなかった衝撃の瞬間

3000万円のスーパーカー、マクラーレン570Sが

カローラと衝突し真っ二つに

引用:YouTubeチャンネル「WFAA」

先月23日、アメリカ・テキサス州ダラスで衝撃的な事故が発生。マクラーレンのスーパーカー570Sが真っ二つに裂け、車両と乗員に壊滅的な被害が及んだ。マクラーレンは対向車のトヨタ・カローラと衝突後、道路中央の立木に激突して粉々になったとされる。この事故でマクラーレンを運転していた29歳のクリストバル・フローレス・エスピノ氏と、同乗していた31歳のロバート・レロイ・ロチャ氏が現場で死亡した。

警察発表によると、事故は午後3時過ぎにダラス市レイク・ハイランズ地区で発生。現時点で事故の詳細な原因や経緯は明らかになっていないが、両車両とも激しい衝突により大破したことが確認された。

引用:マクラーレン
引用:トヨタ

3000万円のマクラーレン、真っ二つに

現場写真が語る惨状

事故現場は車両の残骸が散乱し、目を覆いたくなる光景となっていた。トヨタ・カローラは道路中央の立木に正面から激突し、前部が大きく損壊。マクラーレンも同じ木に衝突後、車体が二分され、前部は木の傍らに停止し、後部は道路中央に飛ばされた。

カーボンファイバー製モノコックボディを採用し、極限の衝撃にも耐えられる設計のマクラーレン570Sだが、今回の事故の衝撃の大きさはそれをはるかに上回るものだった。車内にいたエスピノ氏とロチャ氏は事故現場で即死。カローラの乗員は負傷し病院に搬送された。

引用:YouTubeチャンネル「WFAA」
引用:YouTubeチャンネル「WFAA」

車両は修復不能の損傷 

惨状を呈する事故現場

事故に巻き込まれた2台の車両は、いずれも修復が不可能な程の損傷を受けた。トヨタ・カローラは衝突により前面が完全に破壊され、主要構造部分にまで損傷が及んでいる。マクラーレンも前面部分が著しく損傷しており、車両後部の一部パーツのみが救出可能とみられる。

特筆すべきは、マクラーレン570Sの3.8リッターV8ツインターボエンジンが無傷で残っていた点だ。しかし、車両全体の状態を考慮すると、このエンジンさえも完全な使用は見込めない可能性がある。

引用:YouTubeチャンネル「WFAA」
引用:YouTubeチャンネル「WFAA」

公道の潜在的な危険性

最新技術でも防げなかった悲劇

今回の事故は、最先端技術と高強度素材を駆使した車両であっても、公道での事故の衝撃を完全に回避することは不可能であることを改めて示した。高級スポーツカーとして設計されたマクラーレン570Sでさえ、この事故の衝撃と結果は、人命の尊さと安全の重要性を痛感させるものとなった。

専門家は、いかに高度な安全技術を搭載していても、公道における安全運転が事故防止の基本であることを強調する。この悲惨な事故は、公道での責任ある運転の重要性を再認識させる事例となった。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-34110481-thumb
衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破
CP-2024-0164-34110483-thumb
熱湯もワイパーも逆効果?出勤前に詰む冬のフロントガラス最短解決法
CP-2024-0164-34110475-thumb
エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識
CP-2023-0395-34036585-thumb
EV購入補助金が最大130万円に、優遇の裏で何が変わった?
CP-2023-0397-34037026-thumb
テスラBYDの世界戦でも別軸、日本はサクラで首位を取り切った
CP-2022-0212-34000960-thumb
「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
CP-2022-0212-34000959-thumb
登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
CP-2023-0065-34001050-thumb
「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
  • アクセスランキング

    衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破
    熱湯もワイパーも逆効果?出勤前に詰む冬のフロントガラス最短解決法
    エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識
    EV購入補助金が最大130万円に、優遇の裏で何が変わった?
    テスラBYDの世界戦でも別軸、日本はサクラで首位を取り切った
    「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた
    登録・更新をアプリで簡素化、ソニー・ホンダのデジタルナンバー戦略
    「1万ドルでV8?」市場から消えたピックアップが再浮上、三菱レイダーの正体
    「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速
    新エネ車1,490万台規模に急拡大、中国市場が先に50%超 ガソリン時代は終わるのか

    最新ニュース

    CP-2024-0164-34110481-thumb
    衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破
    CP-2024-0164-34110483-thumb
    熱湯もワイパーも逆効果?出勤前に詰む冬のフロントガラス最短解決法
    CP-2024-0164-34110475-thumb
    エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識
    CP-2023-0395-34036585-thumb
    EV購入補助金が最大130万円に、優遇の裏で何が変わった?
    CP-2023-0397-34037026-thumb
    テスラBYDの世界戦でも別軸、日本はサクラで首位を取り切った
    CP-2022-0212-34000960-thumb
    「あれ、エンジンがかからない?」冬の朝に止まった理由、バッテリーはすでに警告を出していた

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33984468-thumb
    「最初から相手ではない」マスク氏が断言、Waymoとの無人競争が一気に加速
    CP-2022-0212-33997657-thumb
    新エネ車1,490万台規模に急拡大、中国市場が先に50%超 ガソリン時代は終わるのか
    CP-2023-0397-33998259-thumb
    日産「エクステラ復活」内燃機関のみはなし、HEVかPHEVか“決断未定”が焦点に
    CP-2025-0057-33992911-thumb
    「RAV4がガソリン廃止」トヨタHV一本化で値下げ、北米発の価格戦争が始まるのか
    CP-2023-0059-33992550-thumb
    ホンダ2027年AI自動運転を国内投入、地図なし走行はどこまで安全か?
    CP-2025-0248-33972365-thumb
    「あれ、動かない?」ウェイモ無人タクシーが同時停止、AIはなぜ互いを避けられなかったのか