
【引用:Depositphotos】走行中にメーターパネルへ赤色やオレンジ色の警告灯が点灯すると、不安を覚えるのは自然な反応である。とくにこれらは安全装置や運転支援機能と直結するため、表示の意味を正確に理解し、段階的に原因を切り分けることが重要だ。本稿ではシートベルト警告灯と車線維持支援システムに関する警告表示を中心に整理する。

【引用:Depositphotos】赤色のシートベルト警告灯は、着座が検知されているにもかかわらずベルトが未装着の場合に点灯する基本的な安全表示である。装着済みでも消灯しない場合は、座面下の着座センサーやバックル内部スイッチ、配線接続部の信号異常が考えられる。助手席に重量物を置いた際の誤検知も多く、荷物の移動やベルト装着で反応を確認すると切り分けが可能だ。赤色表示は安全装置に直結するため、継続する場合は速やかな点検が望ましい。

【引用:フォルクスワーゲン】オレンジ色の表示は、車線維持支援システム、いわゆるレーンキープアシストの機能制限または異常を示す。通常は白色や緑色で作動状態を示すが、オレンジ色へ変化した場合は一時的な非作動、もしくはシステムエラーの可能性がある。主な要因はフロントガラス上部のADASカメラ視界不良や制御系通信エラーである。

【引用:Depositphotos】悪天候や霜、泥はねによりカメラ周辺が汚れると、車線認識精度が低下し警告が点灯しやすい。軽度であればエンジン再始動で復帰することもあるが、警告が継続する場合はカメラモジュールの位置ずれ、内部不良、またはバッテリー電圧低下や充電系統の不安定化も確認対象となる。

【引用:Depositphotos】赤色とオレンジ色が同時に表示された場合は、個別要因に加え電源系統全体を確認する必要がある。まずはフロントガラス上部のカメラ周辺を清掃し、シート下配線や異物混入の有無を目視で点検する。それでも解消しない場合は車両設定メニューの再設定を試み、最終的には整備工場で診断機による故障コード確認を行うのが適切だ。運転支援機能が制限された状態での高速走行は推奨できないため、早期対応が望まれる。
