
米テスラの所有者が車両の制御を失い、車が勝手に動き出す経験をしたという衝撃的な状況を共有し、話題を呼んでいる。TikTokユーザーのマシ(@mellowwithmaci)氏は、駐車場で撮影された動画を投稿し、自身が経験した状況がテスラの「FSD(フルセルフドライビング・スーパーバイズド)」および「オートパイロット」に関連する事故と類似していると述べた。
動画の中でマシ氏が乗車するテスラ車は、前の車両が交差点を通過すると、突然右折してショッピングモールの駐車場に進入した。その後、T-モバイルの店舗を通り過ぎてエース・ハードウェアの店舗方向に直進し、運転者が全く制御不能な状態に陥った。マシ氏は、人生で最も恐ろしい瞬間の一つであったと述べ、全く制御できなかったと付け加えた。

テスラ車が運転者の意図とは異なって動いた事例は、以前にも報告されている。昨年には「モデル3」が突然道路を外れて転覆する事故が発生し、当該車両には最新のFSDアップデートが適用されていた。また、一部の運転者はFSDを有効にすると、車両が異常な車線変更や危険な運転をすると報告した事例もある。
テスラがFSDソフトウェアに「スーパーバイズド(監視型)」という名称を付与したが、実際には運転者の継続的な監視が必要である点で、名称自体が誤解を招くという批判も根強い。一部の所有者は、誇張された性能や安全上の問題を理由に、テスラを相手取って訴訟を起こしている。

動画内の車両は最終的にエース・ハードウェアの駐車場を通り過ぎ、「7 Brew Coffee」のドライブスルーに移動して待機ラインに合流した。動画の真偽を巡って議論を呼んでいるが、事実とすれば運転者の安全が懸念される状況である。
今回の事例は、テスラのFSDおよびオートパイロット機能の使用時において、運転者の注意がいかに重要であるかを改めて示す事件として評価されている。
専門家は一貫して、FSDとオートパイロット機能が自動運転を支援したとしても、運転者が常に注意を払う必要がある点を強調してきた。今回の事例もまた、こうした注意が不可欠であることを改めて浮き彫りにした。