【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論

【引用:Depositphotos】走行中のトラブルは予告なく訪れる。とくに路上で車両が停止した際に最も警戒すべきは後続車との二次衝突だ。およそ100m(夜間は200m)後方に三角表示板を設置することは基本中の基本だが、高速道路のような交通量の多い区間ではトランクを開け、遠方から認識しやすい状態をつくることが実際にはより安全とされている。

【引用:Depositphotos】さらに近年では三角表示板に加え、LED非常信号灯の常備が推奨されつつある。従来の発炎筒は保管や交換が手間になる一方、LEDタイプは磁力で車体に固定でき、悪天候下でも強い発光で自車位置をはっきり示すことが可能だ。視界が悪い状況での被視認性向上は、二次事故のリスクを大きく下げる要素になる。

【引用:Depositphotos】車両火災はわずか数十秒で炎が急拡大するケースがあり、初期対応の遅れが致命的になりかねない。法改正により5人乗り以上の乗用車で車載消火器の搭載が義務化されるなど、火災対策は今や備えて当然の領域に入っている。車内の振動試験に適合した車両専用モデルを選ぶことが前提となる。

【引用:AI生成画像】しかし、トランク奥へ収納してしまうのは極めて危険だ。火災時にはトランクが開かない、あるいは開ける時間がないことが多い。初期消火のゴールデンタイムを逃さないためにも、運転席下や助手席前など、片手で即座にアクセスできる位置に固定するのが最適解といえる。

【引用:AI生成画像】また、浸水や衝突変形でドアが開かない状況では緊急脱出ハンマーが唯一の脱出口となる。サイドガラスを破砕する際は力が分散する中央ではなく、応力の弱い四隅を狙うことで、最小限の力で割ることが可能だ。これは安全講習でも常識として扱われる操作だ。

【引用:AI生成画像】選ぶ際にはシートベルトカッター付きモデルが望ましい。衝撃でベルトがロックし脱出できなくなる事例は少なくないためだ。このツールもまた、センターコンソールやドアポケットなど、体をひねらず手を伸ばすだけで届く位置に備えておく必要がある。

【引用:AI生成画像】長距離移動やキャンプ、軽微な接触事故など、予期せぬ場面で役立つのが車載用救急キットだ。消毒薬や絆創膏に加え、やけど薬や鎮痛剤、子どもがいる家庭なら体温計や解熱剤も含めて使える中身にしておきたい。季節要因に合わせて内容を調整することも実用性を高めるポイントである。

【引用:AI生成画像】車内は高温から低温まで環境変化が激しいため、薬剤の使用期限チェックも欠かせない。通常は荷物の一つに過ぎないこれらのアイテムも、いざという瞬間には家族の命を守る最後の備えとなる。走行前の点検と同じように、収納スペースの見直しを習慣化しておきたいところだ。

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