「世界初コールドスプレー」日産、新型e-POWERで熱効率42%達成…2027年ローグから投入へ

【引用:日産】ステランティスやトヨタがハイブリッド技術で存在感を強める中、日産が独自の道を切り開いた。次世代e-POWERシステムは内燃機関を発電専用とし、走行はモーターのみで行うシリーズハイブリッド方式を採用。新開発の1.5L直噴ターボ「ZR15DDTe」では、世界初となるコールドスプレーバルブシートを導入し、熱効率42%を実現した。トヨタや現代自動車の41%を上回る数値で、F1を除けば業界最高水準とされる。

【引用:日産】コールドスプレーは銅基合金を超音速で噴射してシリンダーヘッドに接合する技術で、航空宇宙分野などでは実績があるものの、大量生産車への応用は日産が初めてだ。この工法により吸気ポート形状を最適化し、空気の乱流を抑制。燃焼効率を高めただけでなく、バルブ温度を効率的に下げ、耐久性と信頼性も向上させた。

【引用:日産】日産は2020年に特許を出願し、今年4月に登録を完了。従来のプレス挿入式バルブシートでは得られなかった構造強度を確保する専用設計を採用した。過去のVCターボで複雑化しすぎた反省を踏まえ、今回は製造プロセスそのものを革新し、シンプルながら実効的な効率改善を実現した点が特徴だ。

【引用:日産】北米ではハイブリッド需要が急増する中、日産はこれまでモデル不足に苦しんできた。しかし2027年に登場予定の新型ローグにこの新エンジンが初搭載されることで、再び存在感を取り戻す可能性がある。欧州キャシュカイへの採用に続き、グローバル展開も視野に入るe-POWER。日産が「ゲームチェンジャー」となれるか、業界の注目が集まっている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0397-36121815-thumb
「昨年4月から東京を走っていた」ウェイモの極秘テストが明かした、日本上陸の準備水準
CP-2023-0203-36124929-thumb
「国内新車販売で初の年度2位」スズキがホンダを2台差で抜いた、1993年以降で前例なき逆転
CP-2024-0164-35975195-thumb
「知名度で損をしているモデルがある」アウディA8、技術と装備効率でSクラス・BMW7に引けを取らない理由
CP-2024-0164-36001662-thumb
「なぜ白いタイヤは存在しないのか」ゴム本来の色は乳白色、それを黒に変えた炭素粒子の正体
CP-2024-0164-36001357-thumb
「宇宙にデータセンターを置く」マスクが突きつけた次の賭け、テラファブ構想の全容
CP-2025-0299-35991496-thumb
「カセットテープが帰ってきた」80年代の空気をまとった新型チェロキー、その内装が示すジープの覚悟
CP-2024-0164-36029773-thumb
ガソリン急騰でもEVが売れない 補助金消滅で露呈した米国市場の「詰み」
CP-2024-0164-35931986-thumb
「正しいつもり」が一番怖い、EVオーナーの習慣が招くバッテリー崩壊