大学生たちの手作りミニトラック「ミニ・レンジャー」、日野レンジャーにインスパイアされたオフロード性能とデザインが話題に

大学生たちの手作りオフロードトラック

その性能に注目

インスパイアされた車とは?

引用:NATS

「ダカールラリー(ダカールを終点とするオフロードラリー)」と「東京オートサロン(自動車愛好家向けの展示会)」は国内外の自動車ファンにとって非常に重要なイベントである。一見、まったく関係がないように見えるこの2つのイベントだが、実は意外なつながりが存在する。

日本自動車大学(NATS)の学生たちがスズキの部品を使用して作り上げたミニチュアダカールトラック「ミニ・レンジャー」が、その架け橋となっている。

引用:ナムウィキ
引用:reddit

「日野レンジャー」から

インスパイアされたミニ・レンジャー

NATSのブースで注目を集めたのはレクサスのLFA-II GTコンセプトだ。しかし、それを超える存在がこの「ミニ・レンジャー」だった。この軽量トラックはダカールラリーで活躍した「日野レンジャー」にインスパイアされて作られた。特徴的なのはそのコンパクトさと魅力だ。ミニ・レンジャーはホイールベースが若干拡張された2代目スズキ・ジムニーのラダーフレームシャシーを基にしてプロジェクトがスタートし、車体上部には9代目スズキ・キャリイが採用された。これにより、シグネチャーキャブオーバーデザインが維持されている。

このコンセプトカーには日野レンジャーに近づけるため、特別にデザインされたフロントエンドが装備され、トラックスタイルのグリルとダイハツ・ハイジェットから借りた洗練されたLEDヘッドライトが特徴となっている。

引用:ナムウィキ
引用:NATS

鮮やかな赤と白の

スポーツデザイン

貨物スペースは鋼鉄パネルで囲まれ、目を引く赤と白のレーシングステッカーが施されている。これにより、ダカールラリーからインスパイアを受けたデザインが完成した。ミニ・レンジャーの内部はモータースポーツの雰囲気が漂い、バケットシートやスポーティなステアリングホイールが装備されている。

また、この車を作った学生たちは、ダカールラリーのような過酷な環境でタイヤがパンクする可能性を考慮し、後部にスペアタイヤを設置できるようにした。さらに、スズキ・ジムニーの頑丈なラダーフレームシャシーが中心となり、オフロード性能を強化するためにアップグレードされたサスペンションが搭載されている。新たに導入されたモーターファームリーフタイプSのサスペンションには衝撃吸収装置とスプリングが含まれており、その結果、車体が少し高くなった。

引用:NATS
引用:NATS

小型ながら優れた性能を発揮

今後の可能性と公道走行の合法性

15インチの小型ホイールにはオールテレインタイヤが装着され、荒れた道路でも安定した走行性能を発揮する。ミニ・レンジャーは657ccのスズキエンジンを搭載しており、51馬力、85Nmのトルクを発生させる。ダカールラリーで優勝した日野レンジャーの10リッターディーゼルエンジンと比較すると出力は微弱だが、ミニ・レンジャーはその軽量な構造によって性能を補っている。4WDシステムにより四輪駆動でサイズに対して十分な走行能力を提供する。

残念ながら、このミニ・レンジャーは今後生産されることはない。しかし、このプロジェクトは今後同様のものが進められる際のインスピレーションとなるだろう。また、ポジティブな点として、この車は公道走行が合法であるため、学生たちが授業後に実際に道路でミニ・レンジャーを運転する事もできる。

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