トヨタ新型4ランナー公開、33インチタイヤ装着のTRDグレードも!初のPHEVで326馬力を実現

トヨタの新型「4ランナー」公開

第6世代のフルモデルチェンジで

オフロード性能を強化

引用:NetCarShow

トヨタは11日、新型「4ランナー(4Runner)」の米国価格を発表し販売を開始した。新型4ランナーは第6世代目のフルモデルチェンジとなり、トヨタのタコマ、ツンドラ、レクサスGXのフルモデルチェンジ同様、次世代ボディオンフレームプラットフォームTNGA-Fとオフロード専用技術を採用したことが特徴だ。新型4ランナーはトヨタの大型SUVラインナップの中でオフロード性能を重視したモデルで、ジープ・ラングラーやフォード・ブロンコとの競合が予想される。

新型4ランナーのサイズは全長4,950mm、全幅1,976mm、ホイールベース2,844mmと、従来モデルから大幅に拡大した。デザインは米国ミシガン州のトヨタCALTYデザイン研究所で手がけられ、トヨタの最新デザイン言語を反映し、力強さと先進性を融合したイメージを実現した。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

独自のフロントデザインを採用

3列7人乗りも設定

新型4ランナーのフロントには、トヨタのフレームボディSUVと共通のデザインが採用された。また、ラップオーバークォーターガラスや電動格納式リアウィンドウを備え、初代及び第2代目モデルの伝統的なデザインを継承している。最低地上高は233mmで、アプローチアングル32度、デパーチャーアングル24度を確保した。

車内には7インチのデジタルメーターパネルと8インチのディスプレイを標準装備。上級グレードでは12.3インチのデジタルメーターパネルと14インチのインフォテインメントディスプレイ、スマートフォンワイヤレス充電、独立型スピーカーを備えたJBLプレミアムオーディオなどが追加される。また、新型4ランナーは3列7人乗りも選択可能で、この場合、室内空間を有効活用し積載容量を最大化するため2列目に跳ね上げ式シートが採用される。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

ハイブリッドモデルを新設定

TRDグレードも展開

新型4ランナーの動力源は2.4リッターガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力278馬力を発揮する。上級モデルでは2.4リッターガソリンターボをベースとしたプラグインハイブリッドシステムを採用し、最高出力326馬力、最大トルク64.3kg・mの性能を実現する。燃費よりも小排気量化を重視したパワートレイン構成となっているようだ。

新型4ランナーのすべてのパワートレインは8速オートマチックトランスミッションと組み合わされ、駆動方式はFRと4WDを用意。標準でLSDが装備され、4WDモデルには2速トランスファーケースが採用される。オフロード走行に特化したTRDグレードも設定され、TRD専用マフラー、ビルシュタイン製ショックアブソーバーを含むオフロードサスペンション、クロールコントロールなどのマルチテレインセレクトシステム、33インチのオールテレインタイヤなど、グレードに応じた専用装備が用意される。

引用:NetCarShow
引用:NetCarShow

国内発売は未定

価格は約640万円から

このように、さらに進化したオフロード性能を備えた新型4ランナーは、泥、土、砂モードやクロールコントロール機能を提供し、最大2,721kgのけん引能力を持つ。また、新型4ランナーの全モデルに、歩行者検知機能付き自動ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、道路標識認識、オートマチックハイビームなど、トヨタの最新安全技術であるセーフティセンス3.0を標準装備する。

新型4ランナーは、卓越したオフロード性能と先進技術を武器に、競合車種との差別化を図っている。米国市場では既に販売が開始されており、国内発売は未定だが、期待が高まっている。価格は競合車種であるジープ・ラングラーより高く、フォード・ブロンコよりやや低い水準で、4万770ドル(約640万円)から始まり、最上級グレードは6万6,900ドル(約1053万円)となる。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-33905179-thumb
日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間
CP-2023-0186-33907556-thumb
冬の朝に増える“立てワイパー”、メーカー設計とズレた使い方が痛手に
CP-2024-0164-33996128-thumb
「来年、本当のEV戦争が始まる」第3世代電気自動車に世界が注目する理由
CP-2024-0164-33967268-thumb
「最先端だからといって最善ではない」便利の裏で広がるユーザーの不満連鎖
CP-2023-0065-33894976-thumb
「中国EVだけじゃない」英国補助金で日産が仕掛けた価格反撃、コスパ勢力図が変わる
CP-2024-0164-33967229-thumb
多くが知っているはずのタイヤ空気圧、側面表示が基準にならない構造的理由
CP-2025-0248-33891493-thumb
「Gクラスがカブリオレ化」北欧で幌と剛性を限界検証、弱点はどこか
CP-2023-0065-33890392-thumb
発電機や作業機の象徴だった古いエンジン、GMが“常識破壊”でEV時代に引きずり出す
  • アクセスランキング

    日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間
    冬の朝に増える“立てワイパー”、メーカー設計とズレた使い方が痛手に
    「来年、本当のEV戦争が始まる」第3世代電気自動車に世界が注目する理由
    「最先端だからといって最善ではない」便利の裏で広がるユーザーの不満連鎖
    「中国EVだけじゃない」英国補助金で日産が仕掛けた価格反撃、コスパ勢力図が変わる
    多くが知っているはずのタイヤ空気圧、側面表示が基準にならない構造的理由
    「Gクラスがカブリオレ化」北欧で幌と剛性を限界検証、弱点はどこか
    発電機や作業機の象徴だった古いエンジン、GMが“常識破壊”でEV時代に引きずり出す
    「冬の朝に差が出る」ガソリンとディーゼル、暖房はどちらが有利か
    米国生産を10年ぶりに再検討、三菱が狙うのは日産工場でのSUV共同生産

    最新ニュース

    CP-2023-0065-33905179-thumb
    日産が中国で“コスパ怪物”投入、中国EVの土俵に立った瞬間
    CP-2023-0186-33907556-thumb
    冬の朝に増える“立てワイパー”、メーカー設計とズレた使い方が痛手に
    CP-2024-0164-33996128-thumb
    「来年、本当のEV戦争が始まる」第3世代電気自動車に世界が注目する理由
    CP-2024-0164-33967268-thumb
    「最先端だからといって最善ではない」便利の裏で広がるユーザーの不満連鎖
    CP-2023-0065-33894976-thumb
    「中国EVだけじゃない」英国補助金で日産が仕掛けた価格反撃、コスパ勢力図が変わる
    CP-2024-0164-33967229-thumb
    多くが知っているはずのタイヤ空気圧、側面表示が基準にならない構造的理由

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33890088-thumb
    「冬の朝に差が出る」ガソリンとディーゼル、暖房はどちらが有利か
    CP-2023-0065-33888811-thumb
    米国生産を10年ぶりに再検討、三菱が狙うのは日産工場でのSUV共同生産
    CP-2022-0212-33888128-thumb
    レクサスがLFA・コンセプト正式公開、完全電動で何を“捨てた”のか
    CP-2023-0065-33885511-thumb
    冬になると必ず探される、後悔を減らす装備オプション
    CP-2023-0065-33885022-thumb
    「雪道は危険」の常識が崩れた、EVに隠されていた切り札
    CP-2023-0065-33882045-thumb
    「今すぐ廃車すべきだ!」想定を超えた中国製EVのセキュリティ問題