「クラシックカーファン必見」モーガンが誇るクラシックの美「プラス6」生産終了へ!今だけの限定30台が狙い目

イギリスが誇る伝統の自動車メーカー、モーガン

「プラス6」生産終了へ

記念限定モデルで有終の美を飾る

引用:YouTubeチャンネル「Morgan Motor Company」

イギリスが誇る伝統の自動車メーカー、モーガンが現行主力モデル「プラス6」の生産終了を発表。最後を飾るのは限定モデルとなる。モーガンとは何か、と首をかしげる方も多いかもしれない。あまり知られていないが、モーガンは1910年から自動車を手がけてきたイギリスの老舗メーカーだ。ロールス・ロイス、ベントレー、マクラーレンなど、錚々たる名門が外資に傘下入りする中、頑としてイギリス資本を貫いてきた伝統の象徴的存在である。

翼をあしらったロゴで知られるモーガンは、1910年代には主に三輪車を生産。当時は実用的な大衆車メーカーとして名を馳せたが、その後四輪車へと軸足を移す。この時代のデザインDNAを現代まで巧みに継承し、4/4シリーズを筆頭にプラス8など、古典的な美しさを湛えた車両を送り出してきた。

引用:aston
引用:Reddit

独特の佇まいを放つデザイン

わずか30台の限定モデルに

その代表格といえるのが2シーターのスポーツカー、プラス6だ。1968年から2004年まで製造されたプラス8の後継機にあたる。正確には、50周年記念として2019年のジュネーブモーターショーで披露された特別仕様車の後継モデルである。全長3,910ミリ、全幅1,745ミリ、全高1,280ミリという、前後に長く背の低いクラシカルなフォルムが特徴だ。

モーガンと言えばこのようなデザインが代名詞だが、このたび最上級モデルとなるプラス6の生産終了が発表された。最後を飾る「ピナクル」が公開され、これをもって幕を閉じる。わずか30台限定で販売されるピナクルは、過去6年間のプラス6生産を通じて寄せられた様々な要望から着想を得て設計された。

引用:YouTubeチャンネル「Morgan Motor Company」
引用:morgan

伝統の装いに現代の性能を融合

無限に近いカスタマイズ

ボンディングアルミニウムプラットフォームをベースに製造されたピナクルは、従来モデル同様のローフォルムを継承しつつ、BMWが供給するターボ付き3.0リッター直6エンジンと8速AT組み合わせにより、最高出力335馬力を誇る。古典的な外観ながら、紛れもないスポーツカーであり、0-100キロ加速はわずか4.2秒を記録する。

伝統的なデザインを重視し、近年主流の大型ディスプレイは非搭載。計器類も機械式を採用し、サイドミラーやルームミラーも20世紀初頭のデザインを踏襲。内装は茶色や青色の革張りオプション、天然羊毛カーペット、シートステッチなど、これまでの要望を反映した無限に近いカスタマイズが可能となっている。

引用:motortrend
引用:YouTubeチャンネル「Morgan Motor Company」

製造コスト高騰で驚きの価格設定

次期モデルは新デザインへ

わずか30台限定で、購入者の要望に応じた細やかなカスタマイズに対応するため、製造コストは大幅に上昇。車両価格は9万6,995ポンド(約1900万円)という破格の設定となった。このような佇まいはモーガン以外では目にすることが難しく、現在は同社のプラス4を除いて類似モデルも存在しないため、クラシックカーファンにとって検討に値する一台といえる。

収集価値は認められるものの、モーガンによれば、この伝統的なウイングシルエットを持つ同社の車両を手に入れられる最後の機会となる。プラス6以降に投入される新型フラッグシップは、全く新しいデザインを追求すると発表されたためだ。ただし、パワートレインは現行のBMWエンジンを継続採用する見通しだ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2022-0212-33562095-thumb
世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
CP-2025-0003-33616510-thumb
真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
CP-2023-0065-33554037-thumb
なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
CP-2023-0065-33546398-thumb
電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
CP-2023-0065-33549239-thumb
トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
CP-2023-0065-33518933-thumb
ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔
CP-2023-0076-33609005-thumb
車内空気にカビと細菌が漂う、暖房ONで“汚染循環”が始まる
CP-2023-0065-33584636-thumb
「え、こんなに簡単?」、初めてでもできた“オイル交換の真実”
  • アクセスランキング

    世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
    真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
    なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
    電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
    トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
    ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔
    車内空気にカビと細菌が漂う、暖房ONで“汚染循環”が始まる
    「え、こんなに簡単?」、初めてでもできた“オイル交換の真実”
    ホンダとトヨタ、北米・アジアをまたぐ“グローバル二強”の直接対決
    日産が攻勢、エルグランドがミニバンの価値観を塗り替える

    最新ニュース

    CP-2022-0212-33562095-thumb
    世界が固唾飲む、トヨタ液体水素エンジンが初の実戦へ
    CP-2025-0003-33616510-thumb
    真冬の朝でも慌てない、キー無反応でも100%動く隠しルートとは
    CP-2023-0065-33554037-thumb
    なぜ今マツダなのか、韓国ユーザーの“意外な反応”が話題
    CP-2023-0065-33546398-thumb
    電動化の時代に“3.8秒”を叩きつけたM2 CS、BMW最後の反逆
    CP-2023-0065-33549239-thumb
    トヨタ、EV工場再延期という異例判断、世界市場の変調か
    CP-2023-0065-33518933-thumb
    ハリウッド女王アリアナ、選んだのは“空間と快適” 愛車が語る素顔

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33542147-thumb
    ホンダとトヨタ、北米・アジアをまたぐ“グローバル二強”の直接対決
    CP-2023-0186-33542454-thumb
    日産が攻勢、エルグランドがミニバンの価値観を塗り替える
    CP-2023-0065-33513499-thumb
    電動クーペSUVの新基準、iX4が“平均値”を一気に引き上げた
    CP-2023-0065-33507289-thumb
    「スーパーカーはいらない」、Z世代女性スター4人が“毎日SUV”を選んだ理由
    CP-2023-0397-33526590-thumb
    米国でマツダ“本気EV”が出現、世界市場巻き返しの狼煙
    CP-2024-0181-33409230-thumb
    ハンドルが震えた瞬間、それは“危険信号”走行中の異常振動に要注意