
マツダ、中東向け生産を来月まで中断――ホルムズ海峡封鎖で日本自動車業界に打撃
マツダは中東に輸出される車両の生産を来月まで中断すると発表した。日本経済新聞が7日に報じている。今回の措置は、中東地域の緊張の高まりによりホルムズ海峡が事実上封鎖されたことに対する緊急措置だ。マツダ側はすでに3月から該当地域への輸出を中断している。
マツダの対応と生産方針の見直し
マツダはこれまで国内の拠点で主力のスポーツ用多目的車(SUV)であるCX-5などを生産し、中東に輸出してきた。生産の遅延を最小限に抑えるため、マツダは欧州および北米市場向け車両の生産量を拡大させることで、全体の生産台数計画を維持する方針だ。
6月以降の輸出再開は情勢次第
今後の対応についてマツダの関係者は、状況の変化を注視しつつ、柔軟に判断すると述べた。6月以降の生産および輸出再開の可否は、中東情勢の推移を見守った後に決定される見込みだ。
スバル・トヨタも対応強化――業界全体に波及する中東リスク
中東情勢の不安はマツダだけでなく、国内自動車業界全体に影響を及ぼしている。スバルは1日、中東地域への輸出を即時中断すると発表した。トヨタ自動車もランドクルーザーをはじめとする中東輸出用車種の生産量を減少させるなど、対応を強めている。
中東市場における日本メーカーの販売実績
S&Pグローバル・モビリティのデータによると、アラブ首長国連邦(UAE)とイランを含む中東10カ国における国内メーカーの新車販売台数は、2025年基準で87万台を超えた。メーカー別ではトヨタが約52万台を記録して最も大きな割合を占め、マツダは約5万台を販売したと日経が報じた。