
【引用:BMW】BMWが独自のファスナー設計に関する特許を出願したことが明らかになった。今回公開されたネジは、頭部がBMWの円形エンブレムであるラウンデル形状を模した構造となっており、一般的なドライバーや六角工具では締結や取り外しができない仕様が特徴だ。従来の整備常識から一線を画すこの設計は、BMWがこれまでも示してきた独自路線を改めて印象づける内容といえる。

【引用:depositphotos】このファスナーは円形ヘッドを4つの区画に分け、そのうち2区画のみを専用工具が噛み合う凹形状とし、残る部分は平坦に保つ構造を採用する。外周にはBMWロゴが浮き彫りで施され、視覚的にも専用性と出所を明確に主張している。通常は外から見えない部品にまで造形的な完成度を求める点は、同社のデザイン哲学とも一致する。

【引用:depositphotos】特許文書や関連報道によれば、このネジはシート固定部や内装構造物と車体を結合する部分など、構造的あるいは準構造的用途を想定している。これらはもともと高い締結トルクと専門装備を要する領域であり、セルフ整備の範疇を超えてきた箇所でもある。さらに特許にはソケット型や平頭型など複数の派生デザインも含まれ、将来的な適用拡大の余地を残している。

【引用:depositphotos】BMWが示した狙いは、権限のない第三者が一般工具で作業できないようにする点にある。結果として、車主や独立系整備工場が専用工具を導入しない限りアクセスが制限され、比較的軽微な作業でも正規ディーラーへの依存度が高まる可能性がある。量産化は未定ながら、この特許は車両整備とサービスの主導権がメーカー側へ集約されつつある現状を象徴する動きとして、自動車業界内で注視されている。