「静かに速く、しかも気持ちいい!」新型プジョー3008が提案する“快適EV風SUV”…マイルドHVの限界を超えた実力とは?

洗練されたデザインの「プジョー3008」
性能と乗り心地を両立
10点満点中9.8点という高評価を記録

【引用:プジョー】プジョーの新型「3008ハイブリッド」が2024年夏より順次、グローバル市場で展開される。現地ディーラー関係者の話によると、地域によっては当初の予定よりも前倒しで導入が進められており、導入国では「アリュール(Allure)」と「GT」の2トリムで構成される。

プジョーを展開するステランティスは、近年「308ハイブリッド」や「408ハイブリッド」など、欧州を中心に電動化ラインナップの拡充を加速しており、今回の「3008ハイブリッド」もその重要な一翼を担う存在とされている。

「新型3008」初の専用ハイブリッドSUV
EV走行も可能な48Vシステム搭載

【引用:プジョー】新型「3008ハイブリッド」は、プジョーとして初めてSTLAミディアム・プラットフォームをベースに開発された、電動化専用のSUVである。中でも注目されるのは、1.2リッターのピュアテックガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステム、さらに電動モーターと統合された専用6速デュアルクラッチトランスミッション(e-DCS6)を搭載している点だ。

【引用:プジョー】システム全体の最高出力は145馬力で、燃費は19インチホイール装着時で複合14.6km/ℓ(市街地14.7km/ℓ、高速道路14.6km/ℓ)を記録。一般的な48Vマイルドハイブリッドと異なり、低速域ではEVモードでの走行が可能となっている。

多彩なEVモードと快適装備
クーペ風デザインと広い室内空間

【引用:プジョー】「3008ハイブリッド」には、渋滞時や低速走行時にモーターのみで滑らかに走れる「e-クリーピング」や「e-キューイング」など、多彩なEVモードが搭載されている。上位のGTトリムには前席マッサージやベンチレーションなどの快適装備が標準搭載され、フルパッケージ仕様として展開される。一方のアリュールもEV走行機能に加え、スマート運転支援機能を標準で備えており、コストパフォーマンスを重視する層にも訴求力がある。インテリアには環境配慮素材とミニマルなレイアウトが採用され、機能性とデザイン性を両立した印象を与える。

【引用:プジョー】また、クーペスタイルのエクステリアに加えて、先代モデルよりホイールベースが64mm延長された(2,739mm)ことで、後席の居住性や荷室の積載利便性も向上している。プジョーはこの「3008ハイブリッド」を、今後の電動化戦略における中核モデルとして位置づけており、電動の静粛性やレスポンス、内燃機関の効率性を融合した次世代SUVとして、グローバル市場での拡販を図っている。導入国のユーザー反応次第では、ステランティスグループ全体の戦略にも影響を与える可能性がある。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-32881826-thumb
【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
CP-2024-0164-32881937-thumb
ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
CP-2022-0212-32776337-thumb
「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
CP-2023-0186-32787251-thumb
「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
CP-2023-0065-32790861-thumb
「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
CP-2025-0133-32775100-thumb
「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
CP-2023-0397-32774813-thumb
【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
CP-2024-0164-32881903-thumb
ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
  • アクセスランキング

    【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
    ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
    「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
    「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
    「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
    「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
    【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
    ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
    トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
    【2026新型】ドゥカティ「パニガーレV4R」とトライアンフ「TF 450-X」、レースシーンを沸かせる2大ブランドの進化形

    最新ニュース

    CP-2024-0164-32881826-thumb
    【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
    CP-2024-0164-32881937-thumb
    ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
    CP-2022-0212-32776337-thumb
    「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
    CP-2023-0186-32787251-thumb
    「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
    CP-2023-0065-32790861-thumb
    「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
    CP-2025-0133-32775100-thumb
    「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった

    主要ニュース

    CP-2024-0164-32881810-thumb
    トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
    CP-2023-0397-32754255-thumb
    【2026新型】ドゥカティ「パニガーレV4R」とトライアンフ「TF 450-X」、レースシーンを沸かせる2大ブランドの進化形
    CP-2022-0212-32757671-thumb
    レクサス「LS」36年の歴史に終止符、250台限定「ヘリテージエディション」で有終の美
    CP-2022-0212-32757667-thumb
    アウディ「Q9」5.2m級フラッグシップSUV…Q7・Q8を超える“真の頂点”が2026年登場
    CP-2022-0212-32757669-thumb
    【新技術】ヤマハ、電動バイクに「擬似エンジン」 …失われた鼓動感を取り戻す革新的アプローチ
    CP-2023-0051-32770548-thumb
    日産「リーフ」、米国で集団訴訟に直面…バッテリー過熱リスクが再燃