フォード、オフロードスーパーカー開発計画を発表 マスタング・ラプター登場の可能性も—新時代のパフォーマンスカーが誕生するか

フォード、オフロードスーパーカーに言及

全く新しいモデルを予告

マスタング・ラプター登場の可能性が再浮上

引用:Instagram @wb.artist20

フォードがオフロード性能を強化する新たなステップを踏み出す兆しを見せている。既存のラプターシリーズはオフロード性能に特化したモデルとして確固たる地位を築いているが、今回は全く新しい形のオフロードスーパーカーの開発に取り組んでいる模様だ。さらに、既存モデルの派生ではなく、完全に新しいプラットフォームを採用したスーパーカーになる可能性が高いと予測されている。

注目すべき事はマスタング・ラプターの再登場だ。2023年に初めて言及され、2026年の発売を目指すという発表があった。残り1年を切った現在、このマスタング・ラプターの発売計画がどう進展しているのかが再び注目されている。

引用:Instagram @wb.artist20
引用:Instagram @wb.artist20

フォードのオフロードスーパーカー構想

現在も開発は検討段階

フォードのジム・ファーリーCEOは最近、トップギアとのインタビューで「現在、我々は何かを開発中だが、まだすべての答えを持っているわけではない」と発言した。続けて、「オフロードスーパーカーを作るべきか?既存モデルの派生ではなく、独立したスーパーカーを開発すべきか?」という問題を投げかけた。そして「ユーティリティ車両でどのような試みをすべきか?スーパーカーは実現可能か?」といった課題について、フォードは今も議論を重ねているという。

これまで、フォードはオフロード特化型モデルを数多く発表してきたが、スーパーカーにオフロード性能を組み合わせたモデルはまだ登場していない。もし実現すれば、ポルシェ・911ダカールやランボルギーニ・ウラカン・ステラートといったハイエンドブランドのオフロードモデルと競り合うことになるだろう。

引用:Ford
引用:Ford

既存プラットフォームの活用か

それとも全く新しい設計か

フォードが開発を進めるオフロードスーパーカーがどのような形で登場するのかはまだ不明だ。しかし、業界内では既存のマスタングプラットフォームを活用する案と、全く新しいスーパーカープラットフォームを開発する案が浮上している。もしマスタングをベースにするのであれば、マスタング・ダークホースRやマスタングGTDのオフロードバージョンが登場する可能性もある。

また、フォードが新たにオフロード専用プラットフォームを開発する可能性もあり、F-150ラプターやブロンコ・ラプターといった既存のオフロードモデルとは全く異なる設計になることが予想される。フォードがダカールラリーに参加して蓄積した技術が反映されるなら、史上最強のオフロード性能を持つモデルが誕生するかもしれない。

引用:Instagram @wb.artist20
引用:Ford

ラプターとの関連性は高いが、GTの可能性も

新たなパフォーマンスアイコン誕生の予感

現時点で知られている業界情報によると、フォードの新しいオフロードスーパーカーが「ラプター」ブランドを活用する可能性が高いとの情報もある。フォード・パフォーマンスのグローバルディレクター、マーク・ラッシュブルック氏は、「F-150、ブロンコ、レンジャー・ラプターはすでにあるが、まだ多くの可能性がある」と述べ、さらに「ダカールラリーで培った経験をもとに、新しいプロジェクトを進行中だ」と明かした。この発言が事実であれば、2023年に発表されたマスタング・ラプターの実現性が高まることになる。

一方で、フォードはスーパーカー市場でGTというアイコニックなモデルをすでに持っていることも考慮する必要がある。もしフォードがGTに拡張性を持たせる計画を進めているのであれば、ラプターではなく、GTモデルのオフロードバージョンが登場する可能性もある。今後、フォードがどの方向性を選ぶのかはまだわからないが、新たなパフォーマンスアイコンが誕生する期待が高まっている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2022-0212-30407581-thumb
【EV業界震撼】CATLが初の「工場内工場」モデル導入、次世代ナトリウム電池量産でテスラを猛追へ!
CP-2023-0065-30416039-thumb
「1,250馬力ハイブリッド」新型コルベットZR1X誕生!375km/hでフェラーリ&マクラーレンに挑む
CP-2023-0065-30421212-thumb
【全面刷新】日産リーフがクーペSUVに進化!航続効率も大幅向上で「電動パイオニア」が再び走り出す
CP-2023-0047-30410171-thumb
【SRT復活宣言】ヘミV8と新直6ターボが唸り、ステランティスがマッスル魂を再点火!
CP-2023-0094-30398955-thumb
「世界最革新的グループ受賞」…フォルクスワーゲンが中国勢一蹴、アウディ&VW技術賞総取りで業界地図一変
CP-2023-0065-30341767-thumb
「車が笑い叫びユーザーに語りかける?」…メディアバー全開「AFEELA 1」が通勤時間をアトラクションに変える
CP-2022-0212-30384895-thumb
「欧州製ポールスター7」ボルボ工場とタッグで2028年デビュー!セル・トゥ・ボディ採用の次世代SUV
CP-2022-0212-30369415-thumb
【世界最速記録】AセグEVで100万台突破!BYDシーガルが示した“高級ミニEV”時代の到来
  • アクセスランキング

    【EV業界震撼】CATLが初の「工場内工場」モデル導入、次世代ナトリウム電池量産でテスラを猛追へ!
    「1,250馬力ハイブリッド」新型コルベットZR1X誕生!375km/hでフェラーリ&マクラーレンに挑む
    【全面刷新】日産リーフがクーペSUVに進化!航続効率も大幅向上で「電動パイオニア」が再び走り出す
    【SRT復活宣言】ヘミV8と新直6ターボが唸り、ステランティスがマッスル魂を再点火!
    「世界最革新的グループ受賞」…フォルクスワーゲンが中国勢一蹴、アウディ&VW技術賞総取りで業界地図一変
    「車が笑い叫びユーザーに語りかける?」…メディアバー全開「AFEELA 1」が通勤時間をアトラクションに変える
    「欧州製ポールスター7」ボルボ工場とタッグで2028年デビュー!セル・トゥ・ボディ採用の次世代SUV
    【世界最速記録】AセグEVで100万台突破!BYDシーガルが示した“高級ミニEV”時代の到来
    【0.2%の逆転劇】テスラ王座陥落!RAV4が世界販売118万台で頂点奪取、BYDも猛追
    「開発期間4年→2年へ」…中国EVの猛スピードにトヨタ仰天!bZ3誕生の舞台裏と開発現場の悲鳴

    最新ニュース

    CP-2022-0212-30407581-thumb
    【EV業界震撼】CATLが初の「工場内工場」モデル導入、次世代ナトリウム電池量産でテスラを猛追へ!
    CP-2023-0065-30416039-thumb
    「1,250馬力ハイブリッド」新型コルベットZR1X誕生!375km/hでフェラーリ&マクラーレンに挑む
    CP-2023-0065-30421212-thumb
    【全面刷新】日産リーフがクーペSUVに進化!航続効率も大幅向上で「電動パイオニア」が再び走り出す
    CP-2023-0047-30410171-thumb
    【SRT復活宣言】ヘミV8と新直6ターボが唸り、ステランティスがマッスル魂を再点火!
    CP-2023-0094-30398955-thumb
    「世界最革新的グループ受賞」…フォルクスワーゲンが中国勢一蹴、アウディ&VW技術賞総取りで業界地図一変
    CP-2023-0065-30341767-thumb
    「車が笑い叫びユーザーに語りかける?」…メディアバー全開「AFEELA 1」が通勤時間をアトラクションに変える

    主要ニュース

    CP-2023-0397-30398510-thumb
    【0.2%の逆転劇】テスラ王座陥落!RAV4が世界販売118万台で頂点奪取、BYDも猛追
    CP-2023-0397-30397703-thumb
    「開発期間4年→2年へ」…中国EVの猛スピードにトヨタ仰天!bZ3誕生の舞台裏と開発現場の悲鳴
    CP-2023-0065-30363509-thumb
    【緊急警告】中国EVは“走る監視カメラ”か?米欧が全面禁止へ動く衝撃の内幕とは
    CP-2022-0212-30338391-thumb
    電気は太陽、工場はゼロ排水、ホイールは再生金属…BMWが中国で描いた「次世代の本気」とは?
    CP-2022-0212-30360867-thumb
    「106年目の翼が変わった」…ベントレーが選んだ“次の100年”を象徴する新エンブレムが登場!
    CP-2023-0225-30362344-thumb
    「EV神話に陰り?」…トヨタRAV4が世界1位に返り咲き、テスラを逆転した“静かな反撃”