エンジンオイル、実は誤解だらけだった?多くのドライバーが信じてきた常識

【引用:Depositphotos】エンジンオイルは頻繁に交換するほど良い、5,000kmごとが安全、ブランドは変えない方が無難、粘度は高いほど安心。こうした常識は長年語られてきたが、現代のエンジン設計と合成オイルの進化を前提にすると、多くはすでに時代遅れになっている。重要なのは回数や慣習ではなく、車両メーカーが定めた粘度と性能規格を正しく満たしているかどうかであり、エンジンはブランド名ではなく数値と規格で潤滑されているという事実である。

【引用:Depositphotos】エンジンオイルのブランドを変えると不具合が出る、あるいは自分で交換すると保証が無効になるという不安も根強いが、これも誤解に近い。粘度と規格が取扱説明書の指定と一致していれば、ブランド変更による悪影響はほぼ考えにくく、交換作業を誰が行ったかも保証の可否とは直接関係しない。問題になるのは不適合なオイルを使用した場合であり、正しい規格を守ることがすべての前提条件となる。

【引用:Depositphotos】粘度についても極端な考え方は避けるべきだ。高粘度は保護性能が高そうに見える一方で、油温管理や内部抵抗の面で不利になることがあり、低粘度は燃費や始動性に優れる反面、設計と合わなければ油圧不足を招く可能性がある。メーカー推奨粘度は長時間の耐久試験を経て決められたものであり、自己判断での変更はメリットよりリスクが大きい。

【引用:Depositphotos】合成オイルと一般オイルは混ぜてはいけない、オイルは必ず3か月または5,000kmで交換すべきという考え方も、現在では修正が必要だ。同一粘度であれば混合自体は問題になりにくく、市販のブレンドオイルがその証拠でもある。交換周期についても、現代の合成オイルでは1年または1万5,000kmが目安となる場合が多いが、短距離走行や渋滞、高負荷使用が多い環境では早めの交換が適している。数字ではなく使用条件こそが、最適な交換タイミングを決める基準である。

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