車の下が濡れてるだけ…と思いきや“重大故障の前兆”

【引用:depositphotos】車両の下に液体が落ちているのを見つけると多くの人が不安になるが、必ずしもすべてが重大トラブルとは限らない。大切なのは「どこから漏れているか」「何色の液体か」を即座に確認することだ。冷却水・エンジンオイル・ミッションオイル・デフオイル・ブレーキフルード・燃料など、車には多種多様な液体が使われており、種類によって危険度も対処方法も大きく異なる。

【引用:depositphotos】車両前方で赤・緑・オレンジ系の液体が見えた場合は冷却水の可能性が高い。冷却水には毒性があり、皮膚接触や吸入には注意が必要だ。漏れを確認したらまずリザーバータンクの量を点検し、不足があれば補充する。その上で水温の変化に注意しながら走行するが、すでにオーバーヒートの兆候がある場合は即座に整備工場へ向かうべきだ。一方、エンジン下部で茶色〜黒色の粘性のある液体が落ちていればエンジンオイル、量が多い場合はミッションオイルが疑われる。残量確認と補充を行い、漏れが続く場合は早急に整備を受けたい。

【引用:depositphotos】リア中央付近で茶色い液体が垂れている場合はデフオイル(ギアオイル)の可能性が高い。これはユーザーでは補充が難しいため、速やかに専門工場へ持ち込む必要がある。また、透明〜黄色の液体がタイヤ裏やエンジン下で確認できる場合はブレーキフルードの漏れが疑われ、ペダルが沈む・ふわふわするなどの症状があれば絶対に走行してはならない。ガソリンや軽油の匂いがある場合は燃料漏れであり、火災リスクが非常に高いためエンジンをかけず、牽引移動が基本となる。

【引用:depositphotos】ただし、すべての液体が危険というわけではない。助手席下の水滴はエアコンの結露、マフラーから出る液体は水分と煤が混ざった正常な排出物であることも多い。ただし油分が混じる・燃料臭がする場合は例外で、早急な点検が必要だ。専門家は「漏れを見つけたらまず位置と色を確認し、必要に応じて補充、もしくはロードサービスを呼ぶことが事故防止の第一歩だ」と指摘している.

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-33601616-thumb
量産ラインから白い獣が出た、テメラリオ公開にざわつく
CP-2023-0065-33515656-thumb
「車が“まっすぐ走れない”」、米国で広がる不安、揺れるハンドルに批判殺到
CP-2024-0164-33559945-thumb
78cmの“正体不明プレート”、カイエンの下で何が起きているのか
CP-2023-0065-33485495-thumb
「中国車、アメリカ産業を脅かす」、フォードCEOが“崩壊リスク”を警鐘
CP-2023-0065-33491376-thumb
省燃費のはずが… ECOモードで生じる“思わぬ異変”
Depositphotos_350505454_S
高油価に“最後の砦”、時速60〜80kmで燃費が激変
CP-2024-0042-33409849-thumb
日本車が韓国VIP市場で存在感? アルファードとLMが高級軸を塗り替える
CP-2023-0065-33405526-thumb
アンジェリーナ・ジョリー、多彩な車庫構成に“生活重視”の姿が見える
  • アクセスランキング

    量産ラインから白い獣が出た、テメラリオ公開にざわつく
    「車が“まっすぐ走れない”」、米国で広がる不安、揺れるハンドルに批判殺到
    78cmの“正体不明プレート”、カイエンの下で何が起きているのか
    「中国車、アメリカ産業を脅かす」、フォードCEOが“崩壊リスク”を警鐘
    省燃費のはずが… ECOモードで生じる“思わぬ異変”
    高油価に“最後の砦”、時速60〜80kmで燃費が激変
    日本車が韓国VIP市場で存在感? アルファードとLMが高級軸を塗り替える
    アンジェリーナ・ジョリー、多彩な車庫構成に“生活重視”の姿が見える
    「ライト越しに赤ランプ点灯」冬朝に増える“危険な初期サイン”
    「世界で売れる理由」スモ魂をまとう新型ハイラックス、“フォード以外はトヨタ”の現実

    最新ニュース

    CP-2024-0164-33601616-thumb
    量産ラインから白い獣が出た、テメラリオ公開にざわつく
    CP-2023-0065-33515656-thumb
    「車が“まっすぐ走れない”」、米国で広がる不安、揺れるハンドルに批判殺到
    CP-2024-0164-33559945-thumb
    78cmの“正体不明プレート”、カイエンの下で何が起きているのか
    CP-2023-0065-33485495-thumb
    「中国車、アメリカ産業を脅かす」、フォードCEOが“崩壊リスク”を警鐘
    CP-2023-0065-33491376-thumb
    省燃費のはずが… ECOモードで生じる“思わぬ異変”
    Depositphotos_350505454_S
    高油価に“最後の砦”、時速60〜80kmで燃費が激変

    主要ニュース

    CP-2025-0019-33459374-thumb
    「ライト越しに赤ランプ点灯」冬朝に増える“危険な初期サイン”
    CP-2024-0164-33525788-thumb
    「世界で売れる理由」スモ魂をまとう新型ハイラックス、“フォード以外はトヨタ”の現実
    CP-2023-0397-33464621-thumb
    「iPhoneが鍵になる時代」なのに…Car Keyが広まらない“本当の理由”
    CP-2023-0065-33517574-thumb
    EVバッテリー“知らぬ間に劣化”、専門家が警鐘…寿命が半減する日常習慣とは
    CP-2022-0212-33443507-thumb
    トヨタ、走行データを“現金化”へ!?危険イベントが高値で取引される時代に
    Depositphotos_665949402_S
    走り方ひとつで燃費30%差、EVモードの“本当の使い方”