
【引用:Reddit】運転中にステアリングが突然動かなくなる現象は、一般的に「ハンドルロック」と混同されがちだが、その発生状況によって性質は大きく異なる。初心者ドライバーにとっては強い不安要素となるが、まずは機構上のロックなのか、走行中の異常なのかを切り分けることが重要である。ステアリングロック機構は本来、防犯目的で設計された正常機能であり、誤作動ではない。

【引用:Reddit】エンジン停止状態でハンドルが動かなくなるケースは、純粋なステアリングロック作動である可能性が高い。駐車時にハンドルを切ったままエンジンを停止した場合や、キーを抜いた後にステアリングを動かした場合にロックピンが噛み合い固定される。スマートキー車ではスタートボタン操作により自動解除されるが、キーシリンダー式の場合はハンドルを左右いずれかに軽く力をかけながらキーを回すことで解除できる。これは機械的な設計仕様であり、故障ではない。

【引用:Reddit】一方で、走行中にステアリング操作が著しく重くなる、あるいは動かなくなる場合は、機械的ロックではなく電動パワーステアリング系統の異常が疑われる。近年主流のEPSはモーター制御によって操舵補助を行うため、電源系統や制御ユニットに不具合が生じるとアシストが失われる。完全固定に近い状態になることは稀だが、アシスト喪失により操舵力が急増し、実質的に操作不能と感じる場合がある。

【引用:Reddit】主な原因としては、トルクセンサーの異常、モーター過熱、制御ECUの不具合、フレキシブルカップリングの摩耗などが挙げられる。トルクセンサーはドライバーの操舵入力を検知しアシスト量を決定する中核部品であり、信号異常が発生すると適切な補助が行われない。特に高走行車や過酷環境下で使用された車両では、センサー精度の低下や接点不良が発生する可能性がある。

【引用:Reddit】走行中に異常を感じた場合は、直ちにハザードランプを点灯し、減速しながら安全な路肩へ退避することが基本対応となる。その後、ロードサービスを要請し、専門工場で診断機による故障コード確認と実車点検を受ける必要がある。EPS関連不具合は再発性を持つ場合があり、単なる初期化で済ませるのではなく、部品単位での点検と必要に応じた交換が求められる。

【引用:Reddit】過去にも中型セダンを含む複数車種で走行中の操舵異常が報告された事例がある。特定メーカーや地域に限らず、EPS系統は電子制御部品に依存する構造上、センサーや制御ユニットの不具合が発生すれば操舵力に影響を及ぼす可能性がある。個別事例の詳細な原因特定には車両ごとの診断が不可欠だが、いずれにしてもステアリング系統の異常は安全性に直結する重要項目である。異変を感じた場合は継続使用を避け、速やかに専門的な点検を受けることが求められる。