ついに来たか、スバルのピックアップ…AWD×ボクサーエンジン×荷台、都市でも山でも使える「走れる多目的マシン」の正体とは

スバルのピックアップトラック?
アウトバックプラットフォームをベースにした
レンダリング画像が公開

引用:オートポスト

スバルが中型ピックアップトラック市場への関心をあらためて示している。最近、アウトバックをベースにしたピックアップトラックの予想レンダリングが公開され、単なる空想にとどまらない、将来的な商品戦略を読み解くヒントとして注目を集めている。四輪駆動と水平対向エンジンというスバルらしい特徴を備えた新たな車両展開の可能性を示唆するものとして評価されている。

現在スバルはクロストレック、フォレスター、アウトバックといったSUVラインナップを中心に、北米市場で堅調な販売を続けている。一方で、ピックアップトラックという分野はこれまで手つかずの領域だった。そうした中で登場した今回の予想CGはスバルがその空白を埋める意志を示した一手とも受け取れる。

引用:オートポスト
引用:スバル

モダンな感性をまとう
ユニボディ型ピックアップの新たな可能性

今回のレンダリングは現行アウトバックをベースにしたユニボディ構造の中型ピックアップを想定したもの。フロントにはスバルの特徴である六角形グリルとシャープなLEDヘッドライトが採用され、SUVらしい洗練された雰囲気を備えている。一方でリアにはしっかりとした荷台スペースが設けられ、ピックアップとしての実用性も強調されている。SUVの快適さとピックアップの機能性を同時に提供する点が、ユーザーにとって魅力となりそうだ。また、クラッディング処理が施された車体下部やオフロードスタイルのホイールアーチ、ルーフラックといった装備は、アウトドア志向の強い北米ユーザーを意識した内容といえる。

注目すべきは構造がボディオンフレームではなくユニボディである点。これはホンダ・リッジラインと同様の設計思想で、乗り心地や街中での扱いやすさに優れている。SUV的な快適さと、ピックアップの用途を両立させたいユーザー層に響く可能性がある。パワートレインについてはまだ明かされていないが、スバルらしくボクサーエンジンとシンメトリカルAWDの採用が有力とみられる。これにより、走行性能や悪路対応力といった点で競合車に対する優位性を打ち出すことができる。アウトバックのプラットフォームを活用することで、生産効率や市場投入までのスピードにも期待がかかる。

引用:スバル

ブランドアイデンティティと
収益性の交差点を探る

現時点でスバルから正式なピックアップトラックの発売計画は発表されていないが、自動車業界関係者の間では、同社の市場参入が現実味を帯びてきたとの見方が広がっている。北米市場での販売好調と、SUVを核としたブランドイメージの強化を背景に、ピックアップが次の成長戦略の柱になる可能性がある。スバルは北米市場で高いブランドロイヤルティを持つだけに、新型モデルに対しても好意的な受け止めが期待できる。仮にスバルが中型ピックアップトラック市場に参入すれば、フォード・レンジャー、シボレー・コロラド、GMC・キャニオンなどの強力な競合と対峙することになる。

その中で差別化を図るにはスバルの伝統である高い安全性能、燃費効率、走行性能といった要素をいかに打ち出せるかが鍵となる。アウトバックと共通のプラットフォームを使えば、開発効率や市場導入のスピードでも優位性を発揮できるだろう。ピックアップ展開は、スバルにとってブランド拡張のラストピースとなり得る。単なるラインアップ追加ではなく、収益性とブランドらしさの両立を図る戦略的な転換点になりうる。量産化の可否は依然として不透明だが、市場とファンの期待は確実に高まりつつある。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0397-34437498-thumb
「テスラ一強に割って入る判断」マツダ、CX-6eで欧州市場に勝負
CP-2023-0397-34460729-thumb
イーロン・マスク「次世代ロードスターの目標は安全ではない」性能最優先を明言
CP-2022-0212-34465124-thumb
「充電しないなら、なぜ買ったのか」GM会長が突きつけたPHEVの現実
CP-2022-0184-34432050-thumb
「エンジンが呼吸できない」15分未満走行が残す未完了ダメージ
CP-2025-0055-34420980-thumb
「持っていても安心できない」ジャンプスターター、非常時前に必要な点検
CP-2023-0186-34461585-thumb
「日本車がついに動いた」テスラ独走を止めるソニー×ホンダの切り札、AFEELAの正体
CP-2023-0396-34477025-thumb
「走る機械から動くプラットフォームへ」CES2026が示した自動車覇権の新ルール
CP-2023-0059-34477016-thumb
「一瞬ポルシェ?」価格は現実的、タイカン風EVが登場
  • アクセスランキング

    「テスラ一強に割って入る判断」マツダ、CX-6eで欧州市場に勝負
    イーロン・マスク「次世代ロードスターの目標は安全ではない」性能最優先を明言
    「充電しないなら、なぜ買ったのか」GM会長が突きつけたPHEVの現実
    「エンジンが呼吸できない」15分未満走行が残す未完了ダメージ
    「持っていても安心できない」ジャンプスターター、非常時前に必要な点検
    「日本車がついに動いた」テスラ独走を止めるソニー×ホンダの切り札、AFEELAの正体
    「走る機械から動くプラットフォームへ」CES2026が示した自動車覇権の新ルール
    「一瞬ポルシェ?」価格は現実的、タイカン風EVが登場
    その操作、実はNGだった…AT車の寿命を縮める“無意識の習慣”
    「ちょっとだけなら大丈夫?」その一回が残すウォッシャー内部の想定外

    最新ニュース

    CP-2023-0397-34437498-thumb
    「テスラ一強に割って入る判断」マツダ、CX-6eで欧州市場に勝負
    CP-2023-0397-34460729-thumb
    イーロン・マスク「次世代ロードスターの目標は安全ではない」性能最優先を明言
    CP-2022-0212-34465124-thumb
    「充電しないなら、なぜ買ったのか」GM会長が突きつけたPHEVの現実
    CP-2022-0184-34432050-thumb
    「エンジンが呼吸できない」15分未満走行が残す未完了ダメージ
    CP-2025-0055-34420980-thumb
    「持っていても安心できない」ジャンプスターター、非常時前に必要な点検
    CP-2023-0186-34461585-thumb
    「日本車がついに動いた」テスラ独走を止めるソニー×ホンダの切り札、AFEELAの正体

    主要ニュース

    CP-2024-0164-34461343-thumb
    その操作、実はNGだった…AT車の寿命を縮める“無意識の習慣”
    CP-2024-0164-34508211-thumb
    「ちょっとだけなら大丈夫?」その一回が残すウォッシャー内部の想定外
    CP-2024-0181-33416714-thumb
    「足回りの異音、その正体は何か」放置すると危険な“劣化サイン”
    CP-2022-0184-34429447-thumb
    「マツダ、中国合弁EVを欧州へ」CX-6eで始まった新しい流れ
    CP-2022-0212-34421658-thumb
    「10台中7台がエンジン車」2035年北米市場でEVは 3割にとどまる
    CP-2023-0078-34483605-thumb
    「儀典専用から日常へ?」韓国トヨタがアルファードにプレミアム投入、2列目仕様で勝負