
最近、トヨタGRスープラをそのまま縮小したような「超小型スープラ」が登場し、注目を集めている。大型のエアインテークとワイドフェンダー、リアウイングを備え、一見すると本物のスープラのようだが、ベースとなっているのはダイハツの軽ロードスター、コペンである。この個性的なカスタムカーがどのように造られ、なぜ話題を呼んでいるのかを見ていく。

この車両は、日本自動車大学校の学生たちが卒業制作として手がけたものだとされる。単に外観を似せただけではない。実際のGRスープラ(A90型)のパーツをコペンの車体に合わせて加工し、FRP製のボンネットと専用のワイドボディキットを組み合わせ、アグレッシブな仕上がりとした。軽自動車がベースとは思えないほど完成度は高い。

オレンジの塗装と緑の「ニュークリア・グラディエーター」グラフィックは、映画『ワイルド・スピード』でポール・ウォーカーが駆ったスープラ(A80型)の再現だ。エアサスペンションと16インチのVERZ-WHEELS DDR01ホイール、FUJITSUBO製マフラー、スワンネック式のリアスポイラーを組み合わせ、車内はSPARCO製のステアリングホイールとBRIDEのバケットシートで固めた。3気筒ターボエンジンには、インタークーラーとブローオフバルブ、HKSの吸気システムが追加されている。

ネット上の反応も熱い。「スープラを間違って洗濯機で回してしまったのかと思った」「学生の作品にしては完成度があまりにも凄まじい」「ポール・ウォーカーが見たら、すぐにキーをよこせと言っただろう」など、驚きとユーモアの入り混じった声が相次いでいる。見慣れた軽自動車をまったく異なるスポーツカーへと読み替えた発想と、それを形にした技術力が、話題を呼ぶ理由だ。