
スバルのFRスポーツカー「BRZ」の年次改良モデル(F型)が、2026年夏の正式発表を前に5月28日から先行予約を開始した。公式サイトには現行モデルの新規注文終了と在庫販売の案内に加え、新型の予約開始が掲載されている。今回はアイサイトが大幅に進化し、最高水準の安全技術が加わる予定だ。

2012年登場のBRZは、水平対向エンジンならではの低重心とトヨタとの共同開発により、本格的なFRスポーツカーの地位を築いてきた。全長4,265mm、全幅1,775mm、全高1,310mmの車体に235馬力の2.4リッターエンジンを搭載し、6速MT・ATを選べる。2+2シートで後席を倒せばサーキット用タイヤ4本を積める実用性も強みだ。

今回の改良で最も変わるのが安全装備だ。従来のステレオカメラに広角単眼カメラを加えた「3眼アイサイト」が新採用され、交差点での検知性能が大幅に向上する。車両価格もやや上昇する見通しだ。2026年6月には米国で2027年型のトヨタ「GR86」とBRZが先行公開され、同様の3眼アイサイトの採用で安全性能の進化が裏付けられている。

国内販売店への取材によると、発売から5年が経過し2回目の車検時期を迎えた初期型オーナーを中心に予約の問い合わせが続いている。買い替え需要が市場の盛り上がりをけん引する。今回の改良は外観変更にとどまらず、運転者の安全を最優先にした機能進化であり、日常使いできるスポーツカーとしての価値がさらに高まると期待される。