
トヨタ「ヴォクシー」、2026年5月に一部改良を実施し商品力を強化
トヨタのミニバン「ヴォクシー」が2026年5月6日、一部改良を発表した。2001年11月に兄弟車「ノア」とともにデビューして以来、柔和な印象のノアに対しシャープで力強いデザインを打ち出し、独自の立ち位置を築いてきたモデルだ。現行4代目は2022年に登場しており、今回はその後初めてとなる大きな改良となる。
人気ぶりも健在で、日本自動車販売協会連合会が公表した2026年1〜6月の乗用車ブランド通称名別ランキングでは7位にランクインしている。
ボディと外観
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm(E-Four仕様は1925mm)、ホイールベースは2850mm。大型のフロントグリルとシャープなLEDヘッドライトが存在感を放つ。
今回の改良では外観の変化が目立つ。全グレードでフロントグリルにブラック加飾を採用したほか、ヘッドランプはリフレクター式LEDへと刷新し、ボディとの一体感を高めた。新色の「ニュートラルブラック」を選んだ場合は、グリルガーニッシュにもブラック仕上げが加わる。足元には切削光輝にブラック塗装とダーククリア仕上げを組み合わせた17インチアルミホイールを新たに採用し、スポーティな印象を強めている。
ボディカラーは、メタリック感のある深い黒の「ニュートラルブラック」と、岩肌を思わせる「アーバンロック」の2色が新規に追加された。
インテリア
セカンドシートは745mm(8人乗りは705mm)スライドでき、ゆとりある室内空間を確保できるのが特徴だ。
今回の改良で、全グレードのシフトノブとウィンドウスイッチにピアノブラック塗装が加えられ、上質感が増した。S-Zグレードはシート表皮のデザインが変更されたほか、メーターフードの表皮巻きや、インストルメントパネルとドアトリムの一部へのスエード調表皮・ステッチ加工も追加されている。
パワートレインと装備
パワートレインは1.8リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、今回の改良で全グレードがハイブリッドに統一された。駆動方式は2WDとE-Four(電気式4WD)を用意し、燃費(WLTC)はS-Zグレードで23.4km/Lとなる。
装備面では、メーターの液晶画面がS-Zグレードで7インチから12.3インチへ、S-Gグレードで4.2インチから7インチへとそれぞれ大型化された。ワンタッチスイッチ式のデュアルパワースライドドアは全車標準装備となり、前後ドライブレコーダーはS-Zグレードに標準搭載された(S-Gグレードはメーカーオプション)。
走行性能面では、E-Four仕様に「SNOW EXTRAモード」が新たに追加された。ショックアブソーバーの減衰力を最適化して乗り心地を高めたほか、防音材の配置見直しにより静粛性も向上させている。
価格(消費税込み)は375万1000円から439万5600円まで。
まとめ
今回の一部改良により、ヴォクシーはボディカラーの選択肢や快適・安全装備を一段と充実させ、商品力を高めた。洗練されたデザインと実用性を兼ね備えたミニバンを求めるユーザーにとって、依然として有力な候補の1台と言えるだろう。