
【引用:ドリーミー】ロボット掃除機と家電製品で名を馳せた中国企業Dreame Technologyが自動車事業進出から約1年で事実上の撤退を決定した。ブガッティとロールス・ロイスを連想させる超高級車を相次いで公開し、自動車市場に挑戦状を叩きつけたが、量産車1台も販売できないまま事業を閉じることになった。自動車開発経験がなかったDreameは、電気自動車市場進出のため上海に別の自動車事業部を設立し、研究開発人員を大規模に採用した。一時は関連人員が約1000人に達するほど事業規模を急速に拡大した。

【引用:ドリーミー】本格的な動きはCESで「ネビュラNEXT01」コンセプトカーを公開することで始まった。アメリカ・サンフランシスコではロケット推進装置を搭載した「ネビュラNEXT01JETエディション」も披露し、高性能電気自動車市場に挑戦状を叩きつけた。特にネビュラNEXT01JETエディションは、静止状態から時速100kmまで0.9秒で到達するという破格の性能を謳ったモデルだ。数値だけ見れば、現在の量産車の中でこのようなレベルの加速性能を実現したモデルは存在しない。

【引用:ドリーミー】しかし華やかな発表とは裏腹に、車両の実際の開発レベルを巡って論争が起こった。中国現地メディアによると、Dreameの元従業員はネビュラNEXT01にしっかりとしたシャシーがなく、車両を動かすために遠隔操作装置を使用したと明らかにした。ネビュラNEXT01JETエディションも完成車開発過程を経た車両というより、モデル制作会社が作った車体を別のシャシーに結合し、推進装置を追加した形だったとされる。これにより、実際に量産に至るかどうか疑問が呈された。

【引用:ドリーミー】このような疑惑にもかかわらず、Dreameは自動車事業を2つの高級ブランドに分けて推進した。「Dreame Automotive」は超高性能ハイパーカーを、「Starry Automotive」は大型プレミアムファミリーカーを発表する構想だった。しかし論争は絶えなかった。Dreame Automotiveが公開した初モデルである4ドア電気ハイパーセダンがブガッティ・シロンに酷似したデザインで指摘を受けた。Starry Automotiveの大型SUVコンセプトもロールス・ロイス・カリナンを連想させるとの評価がなされた。

【引用:ドリーミー】現地メディアによると、DreameのユーハオCEOは既存の核心事業に再び集中することにしたと伝えられる。それに伴い、ロボット掃除機や芝刈り機、電動二輪車など既存事業に注力し、自動車事業は中断する方向で進めている。結局自動車事業は急速に縮小された。一時は約1000人に達していた自動車部門の人員は現在数十人程度に減少したと伝えられている。残った人員は新車開発よりも事業整理や債務処理などの業務を担当しているとのことだ。Dreameが自動車市場進出を本格化してから約1年だ。家電メーカーの限界を超えて超高性能・超高級自動車メーカーに変身するという目標を掲げたが、大規模な人員採用と華やかなコンセプトカーの公開にとどまった。