「需要が読めない」GMが次世代EVトラックを無期限延期、北米市場で起きている逆流現象



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ゼネラルモーターズ(GM)は、次世代フルサイズEVピックアップトラックおよび電動SUVの開発計画を無期限で延期し、電動化戦略の再調整に入った。対象となるのは、2028年の量産開始を目標としていた次世代EV専用トラックプラットフォームで、現在は開発が凍結され、関連サプライヤーにも保留方針が通知されたという。ただしGMは計画そのものを撤回したわけではなく、将来的な再開を前提とした一時停止であることを強調している。



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GMは今回の判断について、EV戦略を放棄したのではなく、市場環境に応じた短期的な見直しであると説明している。北米市場ではEV需要の伸びが想定を下回り、税額控除制度の縮小や排出規制の変化が販売環境に影響を与えた。さらに、充電インフラ整備の遅れや航続距離に対する消費者の不安も依然として根強く、結果としてハイブリッド車や高効率な内燃機関車への需要回帰が進んでいる。



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こうした状況を受け、GMは収益性を重視した商品戦略へ軸足を移している。2025年度には約5,000億円規模の純利益減を計上しており、EV事業の収益悪化が大きな要因の一つとされる。これに伴い、次世代V型8気筒エンジンの開発や北米工場の再整備など、内燃機関およびハイブリッド車への投資を拡大している。シボレー・シルバラードやGMCシエラをベースとしたプラグインハイブリッドモデル投入の可能性も業界内で指摘されている。



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一方で、キャデラック・エスカレードIQやGMCハマーEVなど、大型EVモデルの今後の展開も不透明さを増している。これはGM単独の動きではなく、自動車業界全体で進む「電動化の速度調整」の一環といえる。各メーカーはEVへの長期投資を維持しながらも、短中期的にはハイブリッド車や内燃機関車を並行展開し、需要変動への対応を強めている。GMもまた、EV中心戦略を維持しつつ、現実的な収益構造との両立を優先した形となった。

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