オリーブオイルをエンジンに入れたら何が起きるのか?!

オリーブオイル 引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

台所にあるオリーブオイルは、エンジンオイルの代わりに使えるのだろうか。冗談のような疑問だが、実際に気になるドライバーは少なくない。どちらも油で、粘り気も似ているように見えるため、使えないこともなさそうに思えるからだ。しかし結論から言えば、これはエンジンを壊す最も確実な方法の一つだ。特に致命的な3つの理由を、化学的な面から見ていく。

エンジンが熱くなるとオイルが焼き付く

最も決定的な問題だ。オリーブオイルは不飽和脂肪酸、主にオレイン酸を多く含む。この成分は高温と酸素にさらされると酸化・重合反応を起こし、粘着性のあるワニス状の付着物やゴム状の沈殿物に変わる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

フライパンを長く使っていると、油汚れが黒く焼き付いて落ちにくくなることがある。これと同じ化学反応が、エンジン内部、それも150〜250℃に達するピストンやバルブトレイン周辺で起きると考えればよい。時間がたつほどオイル通路は狭くなり、最終的には完全に詰まってオイルが循環しない状態に陥る可能性がある。

金属部品がそのまま削られる

エンジンオイルには、ZDDP(亜鉛・リン化合物)という摩耗防止添加剤が含まれている。カムシャフトやリフターのように金属同士が強く接触する部分に薄い保護膜を作り、2つの表面が直接ぶつからないようにする役割を担う。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

オリーブオイルには、こうした添加剤がまったく含まれていない。高い圧力がかかる部分で金属同士が直接こすれ合い、表面が急速に削られていく。その結果、エンジン内部の部品の寿命は極端に短くなり、ひどい場合は部品そのものが破損することもある。

オイルが泡立ち、潤滑が途切れる

エンジンオイルには消泡剤が含まれており、クランクシャフトが激しく回転してもオイルが泡立たないよう抑えている。オリーブオイルにはこの成分がないため、高回転域では空気が混ざり込みやすく、泡が発生する。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

泡を含んだオイルは正常に圧力を保てないため、オイルポンプが必要な油圧を作り出せなくなる。その結果、必要な瞬間に油膜が完全に切れる「潤滑破壊」が起きる可能性がある。これは徐々に進む損傷ではなく、一瞬でエンジンを止めるほど急激な故障につながり得るため、特に危険だ。

オリーブオイルの代用は絶対にやってはいけない

問題はほかにもある。オリーブオイルは寒い日に固まりやすく、始動直後の数秒間、部品が潤滑されないまま動く状態を作る。また、洗浄・分散性能がないため、すすや不純物がオイルパンの底にスラッジとしてたまり、オイル吸入口を徐々に詰まらせることもある。ただし、この2つは上記の3つの問題に比べれば、比較的ゆっくり進行する部類に入る。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

エンジンオイルとオリーブオイルは、同じ「油」と呼ばれること以外に共通点はほとんどない。短期的にはエンジンがかかり、車が動くこともあるかもしれない。しかし短ければ数十分、長くても数日以内に、酸化、摩耗、潤滑破壊が重なり、エンジン内部が回復不能なレベルまで損傷する可能性が高い。好奇心が湧いても、この実験だけは想像の中で終わらせるべきだ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

モバイルバージョンを終了