
【引用:トヨタ】今年初め、スターターモーターの欠陥により米国で約8万7,000台をリコールしたBMWが、同じ問題で大規模な追加リコールを実施する。問題は、今回のリコールがトヨタにも波及した点だ。対象には、BMWとプラットフォームおよびパワートレインを共有するトヨタの高性能スポーツカー「GRスープラ」も含まれた。新たなリコール対象は計31万8,495台に上り、火災が発生する可能性が指摘されたことから、対象車両全てに対する予防的な無償交換が決まった。

【引用:Reddit】今回のリコールは、世界的な部品メーカーのヴァレオ(Valeo)が供給したスターターモーターの内部構造上の欠陥が原因だ。スターターモーター内部の電気リレーチャンバーに、摩耗で生じた金属粉や異物が継続して蓄積すると、電気的な短絡(ショート)が発生する可能性があると分析された。これにより、走行中やエンジン始動時にエンジンがかからなくなったり、深刻な場合にはスターターモーター付近で火災につながったりする危険性が指摘された。

【引用:トヨタ】当初、BMWは1月に実施した第1次リコールで問題が解決すると見込んでいたが、調査の過程で別の生産ラインで製造された同一部品にも同様の欠陥が生じる可能性が判明し、リコール範囲を大幅に拡大した。対象には2023~2024年型のトヨタGRスープラをはじめ、BMW 2シリーズ クーペ、3シリーズ、4シリーズ(クーペ・カブリオレ・グラン クーペ)、5シリーズ、Z4、X3、X4など、ここ数年に生産された多くの人気モデルが指定された。

【引用:トヨタ】現在までに今回の欠陥による人的被害や衝突事故は報告されていないが、4シリーズ カブリオレおよびX3に関連する火災事例が3件確認された。BMWとトヨタは対象車両の所有者に通知書を発送し、正規ディーラーを訪れた際にはスターターモーターに異常があるかどうかにかかわらず、改良型の新しいスターターモーターへ無償交換するサービスを提供する予定だ。今回の措置により、ブランド間でパワートレインを共有する際の品質管理の重要性が改めて浮き彫りになっている。