「駐車していた車6台がそのまま消えた」韓国のマンションで起きた地盤崩落の正体

引用:'京畿道消防災難本部'
引用:’京畿道消防災難本部’

韓国・京畿道にあるマンションの地上駐車場で擁壁が崩れ、地盤が沈み込む事故が起きた。崩落した箇所はシンクホールのように地面が抜け落ちた形状で、駐車していた車6台がそのまま転落した。人的被害はなかったが、一部住民はさらなる崩落を恐れて緊急避難した。韓国警察は、集中豪雨後に弱くなった地盤と、雨水管に沿って流出した土砂を原因とみている。

引用:'京畿道消防災難本部'
引用:’京畿道消防災難本部’

韓国では近年、首都圏を中心に同様の地盤沈下やシンクホール事故が相次いでいる。当局は老朽化した上下水道管の整備に予算を投じてきたが、駐車場や歩道など生活に直結する空間まで点検が行き届いていないとの指摘がある。被害を受けた車の所有者らは補償を求めているが、マンション敷地内での事故という性質上、自治体と施工会社、管理主体の間で責任の所在がはっきりせず、対応は難航している。

引用:'京畿道消防災難本部'
引用:’京畿道消防災難本部’

日本でも老朽化した構造物による駐車場や地盤の崩落は珍しくない。長崎県では、新聞販売店の駐車場で傾斜地盤を支えていた鉄骨が老朽化して折れ、地盤が沈み込む事故があった。駐車していた3トントラックは前後の車輪が穴に落ち込み、45度ほど傾いた状態で動けなくなった。運転手は腰痛を訴えたが、大きなけがはなかった。

引用:'クルリアン'
引用:’クルリアン’

東京都杉並区では、約60年前に築造された高さ5メートルほどの擁壁が崩れ、その上に建っていた木造2階建て住宅が全壊した。住民は事前に避難しており人的被害はなかったが、区は毎年現地調査を行っていたにもかかわらず、行政代執行までは踏み切れていなかったという。神奈川県逗子市では、マンション敷地内の擁壁崩落で通行人が死亡し、所有者側が遺族に約1億円を支払う和解が成立した例もある。

引用:'京畿道消防災難本部'
引用:’京畿道消防災難本部’

国土交通省の資料によると、道路の陥没は年間およそ1万件発生し、このうち半数近くは下水管などの排水施設の老朽化が関係している。埼玉県では下水道管の老朽化で大型トラックが道路陥没の穴に落ちる事故も起きており、国土交通省は対策検討委員会を設置して全国特別重点調査を進めながら、対策の議論を続けている。

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